弱気虫、いじけ虫にはそっと退散してもらおう
何かをやろうとすると、弱気の虫が心に囁く。
何かがあると、いじけの虫が心の中に顔を出す。
そんなとき、「弱気の虫、いじけの虫は心の成長の足かせになるから心の中で増殖させてはいけない」とたたきつぶしたり、あっちに行きなと諭してみても、虫たちは何度も何度も繰り返し心の中に侵入してきます。
こんなとき、ヨーガではどのように対応するのでしょうか?
畠山先生のご著書「覚醒のヨーガ」ではこのように書かれています。
だから「虫たちが入って来たな」と気がついても相手にせず、客観的に淡々と見続けます。
そうすると、少しずつ心が鎮まり、その感情と自分の間に距離ができて、その背後にある理由を吟味する余裕が出てきます。
弱気の虫は「ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう」と過剰に心配し、「今のままでも大破しない分だけましじゃない?」などと囁いて傷つくことから自分を守ろうとしているな…。
いじけの虫が何か上手くいかないと「どうせ自分は」といじけたり、「いいよ」と拗ねるのは、誰かにかまってもらいたい気持ちや引きこることで得られる安心感を欲しがっているのね…。
弱気の虫やいじけの虫は自己の欲求が生んだ産物に過ぎないことに気がつくと、虫たちはどこかに消えています。
ヨーガの手法を取ることで、わいてくる虫たち、想念の発生源を断つことができるのです。