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さいみんじゅつ

まだこどものぼくはおばあちゃんにげーむをおねだりした。

小学生のクリスマス。
サンタさんに何を頼もう。
どっちの夜にプレゼントは届くんだっけ?
クリスマス?クリスマスイブ?
できたらクリスマスイブがいいな。

今思えば、
僕もそうしちゃうかもって思うんだけど、
僕のサンタさんはクリスマスでも、
クリスマスイブでもなく、
クリスマス“イブイブ”にプレゼントをくれていた。
早く見たかったんだろうなぁ。
なんかわかる。
まぁいいや。

今となってはわかるんだけど、
クリスマスの日。
僕はおばあちゃん家に泊まっていた。
たまたまその年だけだけど。
僕はポケモンのダイヤモンドをサンタさんに頼んだ。
今回はプレゼントを、おばあちゃんに言うことになっていた。
なんでかは、経済的負担とかもあったのかもだけど。
まぁいいや。
そしたら、パールが届いた。
まぁ嬉しいけど。
ポケモンは2個出るから、おばあちゃんにはややこしいって今ならわかるけど、
サンタさん同士で相談しても良かったんじゃない?
うーん、まぁこれ以上は良くないか。
まぁいいや。
パール!
色がだいぶ女の子!
当時の僕はそんなことも思ってた。
当時はコンプライアンスとか無かったというか知らなかったし、
今だって、女“の子”って言ってるし。
まぁいいや。
女!
色が女すぎる!
……。
どうにでもなってくれ。
まぁいいや。

寝て起きたら、自分の欲しいものがある。
それがクリスマス。
知ってしまったら最後。
僕は知らないふりをしながら、中学校まで登ってやったけど。
普通は知ってしまう。
今考えたらわかることなんだけど、
あまりにも僕が知らないふりをするからなんだろうね。
一回サンタさんが20時前後にピンポンしてやってきたことがある。
後ろにカメラを持った人がいて、
一緒に写真も撮った。
なんか、知ってくれ!!っていうのが伝わってきたこととは裏腹に、
やっぱりサンタさん本当にいたんだね!!
すごい!!
友達が、サンタさんなんかいないって言うんだ!
居たよ!
だって写真も撮った!!
ありがとうお母さん!
次の日から僕はそこらじゅうでサンタさんと写真まで撮ったことを言い回った。
嘘つきなんかじゃない熱量で。
その次の年かな?
なんか今度は、夕方、ベランダにプレゼントが置いてあるのを見つけた。
なんか、ほら!!っていう感情とは裏腹に、
すごい!!
ここ2階なのに!!
やっぱり、空を飛んでくるのかな!!
うわー、世界中にプレゼント届けるから、夕方とかから配ってるんだね!!
すごいや!!
これで乗り切った。
なんだろう。
乗り切ったったって感じ。
まぁ、残酷にも続くクリスマスは、中学まで続いて。
もう、クリスマスいいよね?って
僕は、うんって言った。
なんか、素敵なオチだった気がする。
まぁいいや。

あ、今僕は映画を見てたんだけど。
僕は映画を見てると、必ず寝落ちしちゃって、
今も寝ちゃってて、
ちなみに今はララランドを見てた。
で、起きた瞬間に、これを書いたんだけど、
起きた瞬間に、なんでも喋っていいよって映画の中で言ってたから、これになったんだよね。
どうだろう?
良いかな?

あなたのサポート無しでは、もう考えられない。