見出し画像

美大受験の思い出_1


嫌すぎて消えていたのか、
美大受験の記憶が最近までなかったので
フォローさせていただいている方々の記事を読んで

私も美大を受験したんだった
と思い出しました。

さっすが複雑性心的外傷がなんとかと言われるだけありますね。

_

・中二 冬 画塾in

三文字の県の公立の美術の学科のあるちょっと良さげな方の高校
といえばバレる可能性があります高校に行くために画塾へ
二月ごろでしょうか。

「魔法学校に行くので高校受験は不要です」

『え、そんな学校あるの?』

「あるか、死にます」

親に、「わかった。しかし、この世には"滑り止め"があるので、第二志望の公立の高校と第三志望の私立の学校を選びなさい」と言われる。

嫌すぎて部屋の隅で勉強するふりをして細かい絵を描く

『絵、上手ね(クラスで上から7番目くらいのうまさ 端っこで絵を描いている女子のレベルである)』
「うん」
『じゃあ絵の学校はどう?』
「うん」

画塾in

_

しかし成績が足りない

オール4くらいで入れると噂の高校に、オール3に転々と4があるレベルの私は入れそうになかった

親「私が媚を売るから任せて」

親は私が小学生の頃に本が爆売れして一瞬テレビに出ていた人だったため、小学生の親の間では"すごい人"で、先生の間では"逆らったらまずそう"だったようだ
いわゆるモンスターに近い

まず、担任の理科教師に媚を売り
一年の時の担任かつ英語教師にサイン本のプレゼント
音楽の先生には優雅に挨拶、合唱部の定期演奏会で立ち話

画塾で描いた絵を持って放課後親子で訪問
「うちの子の志望校についてのご相談で…」と絵が20枚くらい入ったでかいバインダーみたいなのを職員室に渡して逃げ去る

仕方がないのでその辺にいた教師全員で回し見したらしい
志望校を教員全員に知らしめる

当時所属していた演劇部の人間関係も面倒だったので美術部にあっさり転部
頑張ってますアピールをする

テストは20点なのに美術の成績は5になった!
ふしぎだね。

_

その後も続々と爆上がりする成績
テストの成績は思わしくないのに、なぜか「態度」の部分だけA+
不思議だね。

_

絵ばっかりは頑張るしかなかったが、本来美大を目指す高校生がいく画塾である
高校入試で求められるデッサンのレベルは、美大を目指す人よりずっと低い
ちゃんとした鉛筆で丁寧に描いてあれば80点は取れた感じだった。

高校入試の内容も、過去問を解いていればまあ大体なんとかなるし、誰よりも上手い必要すらなく、美術の先生に放課後習ったような人も来ていたので
画塾に行くだけでどうにかなった

中二の冬から入った私と、高二の冬から入った美大志望の高校生は
初めの何作品かは初心者コース的なものを受講したので同じだった
デッサンは経験がものを言うので、初心者同士であれば中学生も高校生も全く力量に差はなかった。

私は週2~3で、高校生は週5だったので
そのうち圧倒的な差が生まれた。

_

続く

いいなと思ったら応援しよう!