世襲
A:「将軍の息子は元帥になれるか?」
B:「無理だ。元帥にも息子がいる。」
共産主義革命はある種の身分逆転が伴う。
ただ、
時間がたつとその流動性(social mobility)は失われ、特権階級は硬直化する。
ソ連では70年代、北朝鮮では早くも50年代には世襲が主流になったという。
北朝鮮がこれほど早く硬直化したのはなぜだろうか。
トップからして世襲であること、出身成分のシステムが影響しているのだろう。
"首領様"の"超人的な人智と慈悲の心が息子に受け継がれるのであれば、
軍や党の特権階級に属する者の"革命に対する熱意"や"不動の忠誠心"も、
息子に受け継がれても不思議ではない、ということか。