ロンドンでトイレを探す

ロンドンに来て習慣づいたことの一つが、「家(店)を出る前にトイレを済ませる」「(有料トイレのために)50ペンス硬貨を切らさない」です。そのくらい、街中にはトイレがありません。たまにあっても有料です。

日本なら、公衆トイレのほか駅、コンビニやデパートには必ずトイレがあって、しかも無料で、大抵キレイです。ウォシュレットの普及率も上がっていることでしょう。

他方、ロンドンには本当にトイレがありません。街行く人々は本当にどうしているんだろうと思うぐらいです。(コンビニも日本のように多くはありません。)

たまに街中や大きな駅にトイレがあっても、それは有料で、相場は20から50ペンスくらいです。50ペンスだと、両替レートベースで1ポンド150円とした場合75円、ちょっと、心に波風が立ってしまう額です。ガリガリ君買える。。
(親切にも、両替機が備え付けられていることも多いです。大金を手にしながら目前でアウト、ということもなくなるので、親切ですね。)

ロンドンに来て間もない頃はまだ要領もつかめず、通勤経路上の駅にある有料トイレに頼りがちでしたが、とにかく50ペンスというのがネックで、ぎりぎりまで頑張って単価を下げる(無駄な)努力をしたりしました。

無料のトイレも、よく探せばないこともないです。
パブ、チェーン店、デパートなどが主な選択肢です。
更に少ないながら(あれば)貴重な戦力となるのが図書館、(無料の)博物館又は美術館です。

トイレのためだけに店に入って、何も買わないのは気が引けるのではないでしょうか。店によってはトイレのドアに鍵をかけて管理したり、お客さんのみしか使えない、ということもあり、なおさらハードルが高いです。
それでも、カフェなどで観察していると、ほとんどの人は堂々と入って、堂々と使って出て行きます。まだ、その境地には至っていません。

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