トイレの思ひ出
20年以上前のフィンランド、
ヘルシンキのデパートで有料トイレを使った。
ここでのシステムは次の通り。
トイレ入口のドアにはロックがかかっており、
コイン(数十円程度だったと記憶)をドアの投入口に入れると解除され、
ドアを開けられるようになる。
開けたドアは油圧で自動的に閉まるものの、その間は通り抜け自由。
つまり、うまくいけば前の人が開けた後に通って「タダ乗り」できる。
出てくる人が中から開けるのを待つ、という作戦もある。
2回目のチャンスにて早速、「タダ乗り」状態でトイレに入ることができた。
このとき、先に入ったおじさん(コイン入れた人)に半額程度のお金を渡すことにした。
おじさんが私の意図を理解するまでには一瞬以上の時間がかかった。
けど、笑って受け取ってくれた。
「こんなことは初めてだよ、ワッハッハ」
とがっちり握手。
お互い手を洗ってからにすればよかったと思った。