空撮:地理:北国街道・海野宿(長野県東御市)
北国街道の宿場町で、街道に沿って細長く集落が形成される典型的な街村だ。街道沿いの家屋はいぶし瓦を用いているようで、屋根が白く輝いている。往時の街並みが良く残っていて、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている。
1888年(明治21年)の鉄道開通以降宿場町としての機能は衰退していき、養蚕業への転換が進んだ。 養蚕業の家屋は屋根の上に小さな屋根が乗っかったような「気抜き」が特徴になっている。その様子もよくわかる(赤丸で囲んだのが「気抜き」)
北国街道・海野宿(長野県東御市)の立地についても考察してみる。
千曲川右岸の低位の段丘面に位置しているが、よく見ると集落の南側にも小さい段丘があって、宿場町はうまく微高地上にある。駐車場から向かう途中、登り坂になっていることからも実感できる。
海野宿の立地を、空撮だけで全部を説明しようとするならもう少し引いておくべきだったか。
遠景の山麓緩斜面がいい感じ。