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地形:鉄道:国分寺崖線と西武多摩川線(東京都小金井市)
西武多摩川線は多摩川の砂利を運搬するために建設された路線で、中央本線と接続している武蔵境駅(開業当時は境駅)~白糸台駅(同北多磨駅)が大正6年(1917年)に開業した。この区間の最大の難所は、武蔵野台地に登るために比高12mの国分寺崖線を乗り越えなければならないことだった。その手前には野川が流れていて、ここに橋もかけないといけない。
どんなふうに線路を敷いたか地理院地図で見てみると、巧みな工夫をしていることがわかる。武蔵境駅の方から来た西武多摩川線は、台地を掘り割って徐々に標高を下げていき、野川を越えて、台地の下には築堤が待ち受けている。こうすることで、切取と盛土で両者の土量がうまく釣り合って無駄のないようになっている。
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台地上の掘割の区間
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崖線に差し掛かる
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狭いガード下
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野川を渡り、さらに南へと築堤が延びている。
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2022.02.06