【RX 大前】2024.11.4 高石杯関東地域道路競争大会 4位
写真は全て万鈞さん(@cpnabyz)さんより。ありがとうございます🙏
概要
コース:群馬CSCの1周6kmを10周
天候:晴れ 15℃ 日陰は肌寒いが動いていれば快適。
結果:高岡さん含む3人が逃げ切り、4位集団の頭をとって4位。
作戦
例年、10位以内は来年の全日本選手権の資格がとれるので、それを最低限の目標に設定。
エントリーリストを見てもあまりメンバーとかレース展開のイメージが沸かなかったので、特にプランはなし。レース展開に任せてなるべく上位を目指す。
レース
右ヘアピンを抜けてコースの最低地点までローリング。
リアルスタート後もスロースタート。心臓破りあたりから活性化するかと思ったけど、最初の2周はお見合いでレース動かず。
3周目に本格的なアタック合戦の口火を切ったのは高岡さんだった。高岡さんがスタートして20分でレースを動かし始めるのはかなり珍しい。調子が良い証拠だろうと思い、フォローに徹する。
10周しかないので1回1回の登りが重要なアタックポイントになる。群馬CSCの周回は①リフトの登り②心臓破り と1周に2回の登りがある。
後で高岡さんのデータを見たら、逃げを決める8周目の心臓破りまでの計16回の登りのうち、7回でアタックしていた。いかに今日のレース展開を高岡さんが主となって作ったかがわかる。
高岡さんのアタックには毎回2,3人がついていき、その後ろから2,3人の追走ができるので、追走には確実にフォローするように走る。もちろん先頭交代は拒否。
レースが後半に差し掛かると、動ける選手は10人弱に固定されてくる。
その中でも特に動けているのは、この写真に写っている人たち。
これは7周目のバックストレート。それまで逃げていた湾岸 石橋さん、グリフィン 若月さんに、心臓破りで高岡さん、僕、ABG 佐藤さんがブリッジした図。後ろに小畑さんも写ってる。
このメンバーは非常に良く、是非このままいきたかったが、集団もよしとせず8周目のリフトの登りまでに吸収されてしまった。
吸収後すぐの心臓破りで高岡さんがまたアタック。周りが呆然とするくらいアタックしまくっている。これに佐藤さん、若月さんがついていった。
決まるだろうと直感したが、僕がついていったらまた集団が全力で追ってきて、せっかくの良い逃げを潰してしまうのではないかと思い躊躇した。
後から思えば、7周目末からの攻防で集団も消耗しており、だからこそ3人逃げが決まったのだから、僕がいっても追える人もいなかったのではないかと。せめてついていく素振りを見せて集団の反応を伺うくらいのことはしても良かった。反省ポイント。
タイム差はすぐに25秒まで開いたが、まだ僕も勝負は捨てない。逃げ切るだろうとは思うけど、集団にまだ余力があれば、ゴールまでにタイム差が15秒くらいまで縮まることはあるのではないかと考えた。その時に全力で速度差つけてアタックして単独ブリッジできれば、RXの数的優位と自分の勝利も可能性が見えてくる。
そう思いつつレースを進めるが、最後の心臓破りの麓でタイム差は25秒。これは単独ブリッジも無理そうだ。だが、せっかくのレースなのでやれることはやろうと思い、坂の麓からかなりハイパワーでアタック。後ろ見て誰もフォローしていなければ、そのままゴールまで全力で踏み切るつもりだった。
威勢よくmax992w, 8秒814wで踏んで飛び出したものの、後ろに1人ついてきてしまったので踏みやめる。後からリザルトで確認したところ、最速店長選手権を制したサイクルフリーダムの岩佐店長だった。
単独以外では逃げへのブリッジは試みないことにしていたので、その先は岩佐店長にペーシングを任せて頂上まで走る。ボンシャンスの萩谷選手が合流し3人となり、集団とはギャップができた。
僕以外の2人はこのままゴールまで逃げ切りたいようなので、波風を立てずにローテには加わってバックストレート。
ラスト500m切ってからの駆け引きで少し脚を緩めたところで集団に追いつかれ、結局4位以下の集団スプリントに。
max1192w, 7秒1135wと当社比それほど冴えないスプリントだったが、集団の頭は死守。
ゴール後すぐに高岡さんに先頭の勝負の行方を聞きに行く。
再三のアタックで若月選手を振り切ったが佐藤選手は千切れず、最後は牽制で若月選手も追いつきスプリントで3位だったと。
結果的には負けてしまったが、高岡さんが序盤からレースを作り、チームとして機能した良いレース展開だった。
無事に全日本資格もゲット。
沖縄のようなピークとなるレースもなく、内因的モチベーションで練習量を保ち臨んだレースだったが、しっかり身体が動いて良いフィーリングで無事にレースを終えられたことに感謝。
日々の練習日記↓