【RX大前】 2024.05.18-19 2days race in 木祖村2024
「アマチュアレーサーのためのステージレース」というコンセプトのレースに今回初参加。
概要
コース:味噌川ダム周回コース クネクネコーナー多い
気候:晴れ 27℃(初日)、曇り時々雨 20℃(2日目)
結果:TT(ステージ1a) 4位、ステージ1b 2位、ステージ2 レースキャンセル、総合優勝🏆
自己評価:★★★★☆(4/5) ステージ1b終盤に脚攣りかけた、自分が思い描いた程登りをプッシュできなかった
初日の午前にTT(ステージ1a)と午後に80kmのロードレース(ステージ1b)、2日目に120kmのロードレース(ステージ2)がある。
コースはダムを周回するため常にワインディングとアップダウンがあり、勝負所と目されるのはゴールライン手前に用意された1分の登り。
TTでもロードレースでも、この1分にどれだけ脚を残せるかが勝負の分かれ目となるだろうと考えてた。
マークしていたのは早稲田の神村くん、バルバ寺崎さん、多摩学連橋本くん、イナーメ佐藤さんとか。
TTバイクを持っていないのでTTでタイムを失うのは仕方ない。TT次第で総合を狙えなくなってしまったらステージを、総合が狙える位置にいたら総合を狙う作戦。
ステージ1a: TT 11分24秒 4位(top+27秒)
車載動画がYouTubeにあがってたので何回も見て走り方を研究した。
前半5分に踏まないと減速する登りが集中するのでショートインターバルのつもりで踏むことと、ブレーキを強いられるコーナー(2つ)をなるべくスムーズにつなぐことを意識。
緊張により心拍数が異常なほど高くなったが、概ね前半は狙った通りに走れた。
登りは450w、下りはなるべく休む、中盤〜後半にかけての平坦区間は330-340w(FTPちょい下)を刻んだが、最後の1分に向けての回復が少し間に合わず。
最後の1分は500w以上でプッシュするつもりだったが、470wにとどまった。これで5秒はロスしたと思う。
トップは神村くんが唯一10分台。2-4位は11分20秒台で大混戦。
上位3人はTTバイクorロード+DHバーで走った選手なので、持てる機材で出せる限りのパフォーマンスを出して総合を捨てずに済む位置でゴールできたことは満足。
ステージ1b: 2位
TTから3時間ほど空いて午後のロードレース。
80km 2時間で終わるので、脚を貯めようとかは考えずスタートから集団を絞り込むことを考えて積極的に走る。
というのも、RXは東日本ロードクラシックでワンツーした高岡さん、木村さんと、兄やんこと日暮さん、臨時登録の原田さんと、強力な布陣で臨んでいたから。
集団を絞り込んでサバイバルな展開にしても、絶対に複数人で勝負できる自信があったので、安心して走れた。
6kmのローリングを経て、1周目終わりの登りからペースを上げる。
これは決めていたことなので、登り切るまで後ろは振り返らず。
登り切って振り返ると早速集団割れて8人になっていた。RXは木村さん、バルバが寺崎さんと井上さんで複数名のせてきた。
下ってからのアップダウン区間を自分のペースでローテしていたが、やはり8人もいるとペースが噛み合わない。
このコースは大半がワインディングで抜きどころがないので、脚がない選手がヘタに前に出てペースを落とされると全体のペースが落ちて踏み直す羽目になる。
ならばもう少し絞った方が良いと思い、2周目も登りでペースアップ。
坂の7割くらいまで450wを維持して踏んだら、木村さんが「2人になっちゃいました!」と。
後ろからイナーメ佐藤さん、バルバ寺崎さん、日体玉城くんが来ていたので、山頂まで待ってジョイン。これで5人に絞られた。
メイン集団とのタイム差は50秒くらい。多分後ろは総合リーダー神村くんと、TT3位の選手を抱えるアブニールが焦って牽いていることだろう。
中盤まで脚を溜めながら逃げて30秒以上のタイム差を維持して、そこからペースアップしてタイム差を拡大傾向にもっていけば、集団牽引のメンタルをへし折って総合逆転が可能だろうと思った。おいしい展開。
逃げ集団の脚が揃っていて綺麗に回ってくれたので、目論見通りタイム差は一番縮んだ時で40秒。
7周目のゴールラインでボーナスタイム-3/-2/-1秒をかけた中間ポイントがあったので、事前に話し合ってとらせてもらって、そこを契機にペースアップ。集団とのタイム差を広げる。
1周かけて1分に広げるまで苦労したが、そこから先はすんなり開いていった。最終的に1分29秒のタイム差でゴール。
ステージ争いの行方はというと、最終周はぱったり前に出なくなった寺崎さんが信じられないスピードで最後の登りを駆け上がっていって優勝。僕は2秒差の2位だった。
後から話したら総合は考えていないので今日のステージは何がなんでも欲しかったと。蓋を開けてみたら寺崎さんも暫定総合2位なんだけど...。
まさかこんなに綺麗に逆転できると思わなかったけど、リーダージャージで2日目を迎えられることに。
ステージ2 レースキャンセル
事故現場を僕はみていないので詳細は公式の発表を待ってほしいが、COMカーが選手と接触して落車を起こしてしまい、10/14周でレース中止となった。
落車した選手は命に別状はなかった模様。起こったことはショッキングだが、命に関わる事故にならなかったのは不幸中の幸い。
レース展開としては、総合リーダーだからといって総合で遅れている選手を逃がすような選別はせず(集団コントロールで脚使うのが馬鹿らしいので)、昨日と同様先手を打ってレースを進めることを意識した。
昨日と違い簡単には逃してもらえないだろうと思っていたがその通りで、スタートからアタックの打ち合いになり、その全てにフォローしたのでかなり高強度になった。
しかし、そういう元気な動きは大抵30分も続かないはずで、もう少し耐えればこっちの展開に持っていけると信じてフォローし続けた。
アクチュアルスタート〜3周目の登り切りまでの28分の平均パワーが283w, NP345w。
3周目の登りを終えて集団が19人に絞られた。RXからは高岡さんと原田さんが残っている。後ろに15人の集団がおりそこに総合3位の玉城くんがいる。
総合2位寺崎さんも最初はいなかったが、知らぬ間に後ろの集団からジャンプしてきた。無酸素強すぎ。
うちとしては、ステージ優勝&総合優勝堅守が至上命題であり、この集団に3人を残せたのは絶好のチャンス。そして高岡さんが調子良さそう。高岡さんは初日のTTでメカトラで遅れているので、高岡さんが逃げても総合勢は追わない。出来過ぎな展開。
安定したペースで周回を消化し、後半に入ったところで、高岡さんタイムが始まる。
9周目の登りでアタックして半周を1人逃げ。次の10周目にもアタックして、今度は日体の選手を連れて2人逃げ。
日体の選手も総合では遅れていたのですんなり決まり、タイム差が拡大傾向だったところで、先述の事故でレースキャンセルとなった。
ここから終盤に向けてもうひと展開というところだっただけに非常に残念だが、仕方ない。
公式からのリザルト発表はまだないが、レース中断時点でのタイム差をリザルトに反映させると、僕が総合優勝、高岡さんがオーバー40で優勝したはずだ。
なんとも微妙な終わり方になってしまったが、チームメイトが非常に強力で、走っていて安心感があった。
先月の群馬で不甲斐ない走りで1-2-3を逃してしまったリベンジをここで果たすことができた。
が、今回も1-2-3は達成できず、次の機会にお預け。
次戦はいよいよ全日本選手権。
あと5週間しっかり準備して出来る限りの走りをしたい。
日々のトレーニング&コーチングの日記をつけています。↓