2021年、秋始まる
今年のようにあまり遠出をする機会もないときには、季節をどのように感じるか。
気温の高低も一つの目安ではあるが、やはり街中に漂う花の香りで季節を感じてみたい。
まだ蒸し暑さの残る時期ではあるが、香りは一足先に秋を届けてくれた。
キンモクセイである。
いつもは10月くらいだから3週間ほど早いか。
いや、ものの本にはこれくらいから咲くこともあるとか。
たしかに、秋ほどの強い香りではなく、ほのかに香る感じが、湿った暑さとあいまって不思議な空気にしてくれている。
そう思っていると、真夏のさなかには暑さで周りに目を向ける余裕もなかったが、夏から秋にかけての花々が咲いていることに気が付く。
これはフヨウ。
可憐なピンク色だが、そこそこ大きくて自己主張もしっかりしている。わかりやすい花だ。
これは、ハナトラノオ。というそうだ。まだ開ききっていない様子。
こちらはたぶんムクゲ。
夏の花ということだから、1か月ほど見逃していたというわけ。
そろそろヒガンバナとかバラの季節だろうか。
春ほどではないが秋の草花も楽しみである。