自分の絵画鑑賞の(ほぼ)原点~松岡美術館「松岡コレクションの真髄」
この度約2年半の改修期間を終えて、再開館した松岡美術館に行ってきた。
展示の様子はこちらの動画でよく分かるだろう。
自分にとって松岡美術館はとても思い出深い美術館である。
美術鑑賞を始めるようになったばかりでまだ鑑賞のポイントも全く分かっていなかった頃、よくこの美術館に足繫く通ったものだ。
今回の展示にはなかったが、西洋美術のコレクションも充実しているのでだ。特に印象派とエコールドパリと言われる時代のフランスで活躍した画家たちの作品である。
こちらは2007年の展覧会のチラシ。うーん、懐かしい。。
今回は本館コレクションの要と言うべき磁器の展示が多く占めていた。
2007年はまだやきものに対する関心は高くなかったためスルーしていたのだが、今回は改めてその充実ぶりに驚いた。
入館時にアンケートに答えて無料でいただいたポストカードがこちら。
山口蓬春「夏果図」
緑と黄が、夏らしさを演出している。それも爽やかな夏を。
日本画ではあるのだけど、このような爽やかな画題は珍しいのではないだろうか。なんだか見飽きない不思議な静物画である。
なお、最近人気が高まってきた渡辺省亭の作品もここには所蔵されている。今回も展示されていて、次回も展示されるようなので、ぜひまた足を運びたい。また西洋絵画のコレクションも見たいなぁ。