二ホンミツバチが死滅したので採蜜
庭に置いている蜂箱の蜂が全滅してしまった
昨年初冬くらいの蜂の様子が気にはなってはいたが、残念な結末となった
はっきりとした原因は分からないが、考えられるのは凍死かダニ感染死
蜂箱の底板をはずした段階では、たくさんの蜂の骸の中に蠢くスムシが…
しかし、重箱式の箱を順々にはずしていっても、巣はかなり綺麗な状態
巣の中には、たっぷりと蜂蜜も残っていた
なので、スムシにやられたのでも、飢え死にしたのでもなさそうだ
仕方なく、蜂達が一所懸命に貯めてくれた蜂蜜を回収させてもらうことに…
箱の壁板から包丁で、きれいに並んだ巣板を一枚一枚外していく
満タンに蜂蜜が入った巣板は、思いのほか重たい
外した巣板から蜂蜜を回収するには、巣の黄色い蓋を外す必要がある
これも包丁で、丁寧に蓋を削り落としていく
冬なので蜂蜜の粘度が高く、中には白く結晶化したものもあるから大変
蜜が垂れてくるのを待ってザルに立てていたが、なかなか流れ出てくれない
ザルに入れて一晩
翌朝には、ボールにまあまあ蜂蜜が溜まっていた
それを集めて消毒した瓶に流し込む
瓶に入れてみたら、けっこう濃い色のはちみつだった
二ホンミツバチの蜜は「百花蜜」と呼ばれるが、いったい何の花だろうか?
採れたての蜜の味見をするために、ホットケーキを焼く
できたてのホットケーキにたっぷりの蜜をのせていただく
クセはなく、とても深い甘みが口の中に拡がる
今日は、ちょうど瓶いっぱいの蜜が集まった
夏の間にせっせと蜜を集めてくれた蜜蜂たちに感謝だ
今回瓶に収めることができたのは、全体で15kgもあった蜜のほんの一部
まだあと2袋もあるので、少しずつ蜜を集めていこう
今回、蜜を集めるために工夫した道具は二つ
一つは、蜜だけ下に落とすためのザルに金串を挿しボールから浮かせたもの
これで、ボールとザルの間にすき間ができて、蜜が溜まるスペースができた
もう一つは、蜜とゴミを分離するために、瓶の上部に茶こしを固定する装置上下を切ったペットボトルを足にして、茶こしを上部の輪にはめたもの
ボールに集まった蜜や巣のくず等を、上から茶こしに注いで漉していく
「必要は発明の母」
ささやかながら、必要に迫られると、いろいろと工夫を思いつくものだ