原木シイタケの駒打ち
今日の午前中、山へシイタケの駒打ちに…
朝は氷点下まで下がっていた気温も、日がさし始めるとポカポカ陽気に…
山では、伐採を終えて玉切りにされたクヌギのほだ木が山積みになっていた
そのほだ木に菌の回った小さな駒を金づちで打ち込んでいく
穴は、予めあけてもらっていた
適当な長さに玉切りされたほだ木には、穴が一列に4~5個ずつ並んでいた
見逃さず全ての穴を埋めておかないと、そこから雑菌が入ってしまうらしい
雑菌が入ると、ほだ木全体がダメになってしまうこともあるらしい
注意深く穴を見つけ、テンポよく駒を打ちこんでいく
穴を空けるのは、先に返しためのバネを装着した小ぶりなドリル
ほだ木を回転しやすいように、下にはローラー加工された手作りの治具が…
この駒打ち後は、夏を2つ超えてやっと収穫できるようになるのだとか
2年かけて菌がほだ木全体に回り、やっとシイタケが発生するのだそう
収穫は楽しみだが、再来年の収穫まではまだ何工程も残っているらしい
ほだ木は重いし、穴開けや駒うちは手間がかかるし想像以上に大変そうだ
今日のようにちょっとのお手伝いなら楽しくても、これが続けばさすがに…
こうして栽培される「原木シイタケ」と呼ばれる椎茸の高い訳がよく分かる
安いものは、半年ほどで収穫できる「菌床シイタケ」が専らだ
しかし、旨味・香り・栄養ではやはり原木シイタケの方が遥かに勝るらしい
大分県は、このシイタケ生産量が日本一で、約一割近くを担っている
だが、後継者不足でやる人が減り、山が荒れ始めているとのこと…
また、機会があれば手伝いたい