ノルウェー観光②ノーベル平和賞ゆかりの地を目指して
Hei!
寒暖差にやられています。完全に喉と鼻を壊しました。
こちらはもう最高温度が10度前後、関東生まれ・関東育ちのわたしからしたら完全に冬なんですけど、景色は秋だし、ノルウェー人も「秋だね~」って言ってます。これぞculture gapですね。(多分)700円くらいののど飴をスーパーで買ってみたけど、効くかしら?
さて、最近オスロが話題になるニュースがありましたね。
日本の団体が、ノーベル平和賞。めでたい。
わたし、現地で大興奮しておりました。だってオスロを選んだ大きな理由のひとつですから……。
まさか自分がオスロにいる時に2回目の日本人受賞が決まるだなんて思いもしませんでした。
授業終わりの帰り道に突然舞い降りてきた衝撃ニュースを見てわたしは調子に乗り、衝動で入場料100NOK(1400円くらい)のチケットを購入し、聖地巡礼を始めたのでありました……。
ノーベル平和センター
100NOKをオンラインで事前に支払ってまず向かったのがノーベル平和センター。後から知ったのですが無料で入場できる日もあるみたいですね。「チケットを買ったのが13:30、着いたのが14:00過ぎ、次に行きたいオスロ市庁舎の閉館時間が16:00のため15:00を目安に撤退」というまあまあきつめのスケジュールでしたが、それでも十分楽しめました。
一階にはアルフレッド・ノーベルについての展示とノーベル平和賞のこれまでの軌跡が、二階には今までの受賞者の紹介コーナーやメダルの展示、イベントブースでオノ・ヨーコの特集などがありました。日本被団協&オノ・ヨーコで、なんかめっちゃ日本ですね。佐藤栄作を見つけたかったのですが、紹介コーナーの仕組みがよく分からず断念。
個人的に刺さったのは、DIALOGUTSTILLINGEN(Dialogue Exhibition)のコーナーでした。"Can dialogue create change?"で始まるこの展示で、わたしは「問題解決のための対話Dialogueがいかに重要か」「どのような態度が対話に必要か」について考えさせられました。ウクライナやガザをはじめとする各地域で武力を伴う対立が起きているのが現状ですが、おそらくほとんどの紛争地域では何度も何度も対話での解決を目指していたと思うのです。「対話がすべてを解決する!」というのは幻想なんじゃないかな、と個人的には思ってしまいます。紛争なき世界を作るにはどうしたらいいんだろう。そんなことを考えてました。
オスロ市庁舎
ノーベル平和センターを後にして、徒歩3分程度で着くのがオスロ市庁舎。ノーベル平和賞の授賞式が行われる場所です。こちらは無料で入場可能ですが、事前にセキュリティチェックがありました。前述のとおり、16:00まで開いています。
ここでは、立派な壁画やノルウェーを代表するムンクの作品に出会えます。わたしはてっきり壁画がムンクの作品だと思っていたのですが、二階にあるお部屋にあるらしいです。議場の見学もできるとか。なんせ当日にノープランで訪れているので二階があることすら知らず、壁画のみの見学となってしまいました。また今度行こう。
壁画のある広間(授賞式会場)にはソファがあって、壁画を見ながらくつろげるようになっています。また、わたしが訪れた時はたまたまウェディングフォトの撮影もやっていました。日本の東京駅みたいね。
stortingetとオスロ大学
オスロ観光に来たらよく使う(かもしれない)地下鉄の駅、stortinget。こちらは国会議事堂です。わたしが今履修している、ノルウェーについて学ぶ授業の教科書にも出てくる単語です。1814年5月17日(ノルウェーのNational Day‼)に制定されたノルウェーの憲法で定められた立法府。ノーベル平和賞の授与主体はノルウェー政府なので、ある意味聖地かなと思い、写真を撮りました。
オスロ大学(Universitetet i Oslo)はノルウェー最古の大学。以前は市庁舎ではなく、こちらのアウラ講堂で授賞式が行われていました。現在はオスロ大学法学部のキャンパスとして使われています。講堂には入ったことがないのですが、友達に連れられてキャンパスに一度中に入った時、間違えて男性トイレで用を足してしまったという苦い思い出があるのが法学部キャンパスです(泣)誰も来なくてよかった……。
「1年たっぷり時間あるんだしオスロの観光は気が向いたときにしよう」という理念で過ごしてきて正解でした。最高のタイミングでオスロ観光ができました。12月10日の授賞式が今から楽しみです。
↑ガイドブックで「北欧」と括られがちなノルウェーの観光スポットを私なりに語るシリーズ第一弾はこちら。