開封完了!ブンブンレオレスキュー
DXブンブンレオレスキュー
今回は爆上戦隊ブンブンジャーの追加マシン「DXブンブンレオレスキュー」を開封していく。パッケージはブンブンレオレスキューが爆炎を突き抜けるレイアウトになっている。
合体後の姿もチラ見えし、パッケージの中央から隅にいたるまで赤く染まっており、差し色など知ったことかと灼熱のデザインにテンションが上がる。今回はこれ一台でかなりド級の遊びごたえがありそうだ。
開封直後、段ボールの中の本体を取り出した状態。上面に分離状態のブンブンカーがくっついていて、前ベロがあってなお箱のサイズ感と内容物にそこまで乖離が見られないので密度的な満足度は高い感じがする。
まずはブンブンカーの「ブンブン消防車」
レッドの使用するマシンながらメインカラーは黒になっている。単体で見るとややモチーフから外れてもいるが使用者本人がブンレッド119に姿を変えたことで黒が強調されるようになり、俯瞰での違和感は少ない。
また変形も含めた各形態でのルックスを担保する配色なため、遊びの流れの一環と考えればあまり気にならない。
そしてメインの「ブンブンレオレスキュー」
消防車らしい全身赤いボディに、黒の差し色で表現された幅広な窓の意匠が大型車であることを激しく主張する。正面にブンブン消防車が合体することで窓の意匠が完成、さらに消防車側についているランプ部分の塗装も相まって2機で大きなブンブンカーを形成しているのが分かりやすい。
変形後に手足となる部分には一部銀色の塗装がされているがこの状態では自然に繋がっているうえ、実際の消防車に備わっている各種装備やホースが収納されたシャッターのようにも見えるので説得力が一層高まっているのも面白い。露出しているジョイント部もいい感じにのっぺり感を低減している。
次は変形。まずはラダー先端にブンブン消防車をセットして瞬間変形、このラダー可動がパリパリとクリックを刻んでいくのでとても心地良い。
ブンブン消防車は四角いフォルムから前面がショベルのようなカギ爪型に、中から噴出口が覗く。
左右の畳まれた装甲を斜めに展開、接地部を平行にして脚部に。ブンブン消防車を中心から大きく倒してレオレスキュー本体に再接続。ラダーを限界まで倒せば…
完成、獅子形態「ブンブンレオン」
赤い獅子、シンプルisベスト…
大型車両でありつつ突出した造形で主張することもない落ち着いたシルエットからしなやかな獅子が現れるのがなんともカッコいい。
消防車とライオンに赤色という全てがド王道なコンセプトがたった1ヶ所の差し替えで成立していて、直線的だった車両形態から斜めに脚を出したり、窓部分がたてがみのイメージに変化したりなど見立ての面白さもある。
緊急車両+獅子といえばトミカヒーロー レスキューファイアーの「ガイアレオン」が思い起こされる。あちらのビークルは龍や鳥など生物モチーフをメインシルエットにしていた(スカイファルコンやワイバーンGXなど)のもあって、パッと見でやりたいことは類似しているように思える。
しかし爆上戦隊ブンブンジャーはさまざまな車種そのものをメインに据えているため、ブンブンレオンは消防車を基礎として再現性を重視しながら付加点として獅子形態が用意されているのが大きく異なっている点だろう。
消防車とライオンが普遍的に男の子の憧れある姿だからこその違うゴールに辿り着いているところに、玩具デザインの凄さを感じている。
ライオンモチーフの話はここまでとして…
可動域はほとんどないに等しいものの、カメラワークも込みでダッシュ、おすわりといったポーズも強引だが一応取れる。前腕が真横に曲がるというありえなさは拭えないが…
ほかにも前後の脚部、尻尾になったラダー先端に自由にブンブンカーを合体させることができる。やはりアイテムを集めているほど遊びの幅が広がっていくのは非常に良い。
いよいよ合体。まずはレオレスキュー本体を思いっきりバラバラにする。あのガッチリした車両がほとんどレールジョイントでくっついているというのがまず驚きだ。
レオレスキュー後部を下駄に変形、ブンブンジャーロボの脚部レールを使って合体。原型が想像できないねじれ具合でありつつ、見事に接地面は平行になっているのでしっかり地に足をつけられる。
ブンブンレオンで前脚となるパーツを肩レールに接続、足先を傾けてブンブンジャーロボ肩部のメーターデザインと噛み合うように整える。レオレスキュー前方下部は左腕、ラダー部は右腕に。
ブンブンジャーロボ本体のフェイスを後ろに避けてブンブン消防車を中央レールに合体、フェイス部分を反転させれば…
完成、合体形態「ブンブンジャーロボ119」
か、かっこよすぎる……………
もともと1号ロボ兼合体の主軸メカということで白をメインカラーにしていたブンブンジャーロボ(トレーラー)が一気に全身を赤に染め上げ、1号ロボの名を欲しいままとしている姿に感慨深い気持ちを覚える。下駄、肩部、腕部とジョイントをフル活用することで俯瞰でのゴツさが増し、単体で目立ち気味だった胸部とのバランス感が揃って非常にまとまりがある。
右腕のラダーには金塗装で、左腕のシールドには銀塗装で、ブンブンレオンのロゴのようなデザインが施されている。車両形態や獅子形態でもあまり主張しない箇所に塗装があるのが少しサプライズっぽくもあり…
シールド前面は合体前では車両底面を担っているので恐らく造形が盛り込みにくいのだろう、それらの補填として豪華なデザインで見た目を補っているので”余りパーツ”っぽく見えないのが良い。
つまるところ、初の合体特化大型車両ながら単体変形遊び、ブンブンカー追加武装と「ダイナミックな変形と合体をハイスタンダードに楽しめる」基礎スペックの高さがこの玩具の最大の魅力と言えるだろう。
ちょうどこの記事を書いているタイミングでブンブンジャーも第3クールに突入した。またもやスーパー合体の兆しが見える中でこのレオレスキューがどのような立ち位置になっていくのか…コイツ一匹で満足しながらも、まだその先がありそうなワクワクもあったり。
とりあえずでけぇロボを撮る用の背景をもうちょいカッチリ組み上げたい