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2、お酒が弱いという特徴

公益財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター 抗酸化研究室「日本人はアルコールに弱いの?」より

・アジア系の黄色人種、つまりモンゴロイドは、遺伝的にお酒に弱い。
・アルコール無害化の仕組み ➡アルコールは、肝臓で、アルコール脱水素酵素(ADH)とアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって分解されて無害化される。

ALDH2遺伝子変異型
2種類の酵素のうち、アセトアルデヒド脱水素酵素には、血中のアセトアルデヒド濃度が高いときに働く「ALDH1」と、主にアセトアルデヒド濃度が低いときに働く「ALDH2」があるが、この「ALDH2」の働きが、もともと弱いか、全く持っていない人がいる

ALDH2が弱いか、持っていない人の割合(薄黄色)

アジアンフラッシュ
・統計によって数字は上下するが、モンゴロイドは、だいたい半数の人が、お酒に弱いか、まったく飲めない体質。
・一方、黒人や白人では、「ALDH2」の働きが弱い、あるいは持っていない人の割合は0%。欧米では、お酒を飲んで顔が赤くなること(アジアンフラッシュ)はむしろ珍しい現象。

初めての遺伝子検査「お酒、アルコールが飲めないのは遺伝子のせい!」より

■耳垢の湿性、乾性の場合と同じで、もともと人類はお酒に強かったが、大移動の途中、中国南部で「ALDH2」の変異が発生し、お酒に弱い人が、その後各地に広がっていったという説が、現在有力。

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