人間の歴史は「死の克服」の歴史
ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則2」21世紀文明の生存原理 1983年11月5日 初版第一刷発行/祥伝社
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動物は危険を感じるとパニック状態になり、死から必死で逃げ出そうとする。しかし、「自分はいつかは死ぬのだ」ということを意識する生き物は、人間だけである。アーネスト・ベッカーは、その著書『死からの逃走』の中 で、次のように述べている。「人間にしても、あらゆる動物や原始的な微生物にしても、できるだけ死を避けようとする点では変わらない。食物を摂りたい、エネルギ ーを得