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お前はもう守られてい(た)

COVID-19有識者会議/2020-12-18「日本人における新型コロナウイルスIgM、IgG、IgA」より

・新型コロナウイルスにかかわらず、ウイルスに初めて感染すると、まずIgMが誘導される。その後、IgMがクラススイッチを起こし、IgG(中和抗体)が産生される。すなわち、ウイルスに初感染した場合は、そのウイルスに対するIgMがIgGに先行して上昇することが免疫学の概念として確立している。・日本人における新型コロナウイルスに対する抗体の変動は、IgGの上昇がIgMの上昇よりも早い例が多いことが特徴である。

日本人の場合IgGの上昇がIgMの上昇よりも早い

・52症例について解析したところ、図に示すように、約75%が交差免疫ありのパターンを示した。海外の文献でも、IgGは他のウイルス感染症と比べて比較的早期に出現することが示されているが、IgMと同時期あるいはIgMにやや遅れて上昇するという報告がほとんどである。同一の測定系での比較や他の東アジア地域での研究が必要であるが、本研究結果は、日本人において、新型コロナウイルスに対する交差免疫が存在する可能性を示唆している。

左:IgMが先行(記憶細胞なし)右:IgGが先行(記憶細胞あり)
「とってもやさしい生物基礎」旺文社
日本経済新聞社の感染地図-赤・感染数(累計)-黄・死者数(累計)(2021/4/15)
に「耳かき情報局」の資料を重ねたもの

■上の図からもわかるように、当初はヨーロッパに比べ東アジアとアフリカで感染が奇妙に少なかった。

遺伝子の違いが免疫反応の違いを生む?


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