パラダイムシフトの現在~変化の大津波
■シュタイナーのパラダイムシフト論
神秘主義者のルドルフ・シュタイナーは、人間は輪廻転生する、
➡個人の自由意思によって精神が向上する人と堕落する人がいる
➡ある時代を境にして堕落した人は未来に転生できなくなる
➡変化した未来には精神の向上した人だけが転生し、結果として人類のレベルは向上する。っていってるんだよ、というシュタイナー研究者の話を読んだことがある。
■サーバーがアップグレードされる
「ある時代を境にして」をわかりやすく例えると、レベル100が上限のネットゲームで突然、「今日からレベルの上限は200になります。現時点でレベル30未満の人はサーバーに入ることができません。」と宣言された感じ。レベル100のサーバーは終了して、レベル30以上のプレーヤーはレベル200を目指して進む、というようなことか。
■二極化する人間の理由
あるいはこんなふうにも考える。並行宇宙論でたとえると、レベル100に近い人が多い世界と、レベル30未満の人が多い世界に分かれているとする。レベル100が多い世界には、すでにレベル200の人がいて、この人の影響により、人々はナルシシズムや自我の要求を超えて進化してゆく。一方レベル30未満の人が多い世界は、ナルシシズムの塊のような人や、カチカチの自我で固まってしまったような人ばかりで、お互いに自分の欲望や信念を通そうと譲らず、大戦争が起きて滅びてしまう。
■黙示録が進行中
YouTubeの「聖書プロジェクト」の動画、ヨハネの黙示録 12-22章 Revelation 12-22 【概観】。竜に力を与えられた二頭の獣の話。『一頭は軍事力、もう一頭は経済力を背景に国々に絶対的な忠誠を求め、それは獣の刻印である666の数字で表される』とされ『竜とバビロンと彼らを選んだ者たちは永遠に隔離される』と結んでいる。これは、現在の状況とレベル30の世界の末路(今だけ金だけ自分だけの大衆と、頑迷固陋の支配層の世界)を暗示しているようにも思える。
■1970年からやりなおし
「インディアンの大予言」(角川書店)の著者は、現在の状況は1970年ごろに決定してしまって、もう後には戻せないといっている。1970年代はオイルショックが顕在化した時期。まさにこの時、「持続可能な社会」へ舵を切りなおせばよかったのに、金融自由化までして経済拡大を追求、環境破壊のみならず、社会を破壊し、精神までも破壊してしまった。
(並行宇宙が存在するとして)このとき分岐した「世界に先駆け持続可能な社会へ舵を切った日本(オイルショックを受けて、大都会での大量消費大量廃棄をやめるという選択をした社会)」は、今日も平和で穏やかな日常を過ごしていたのです、ということになっていたかも知れないのに。
チーフ・シアトル「それは生命の終わりと、生き残りの始まりだ」。
THE MODSー激しい雨が「危険な誘いに走り出す人たち、変わらぬ毎日にしがみつく人たち」。