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halfmoon/moooove!!カップリングの話
すっかり遅くなって今更だけれど。
カップリング曲のひとこと感想。
音楽に詳しいわけではないので、本当に単純な個人的好みの話になる。
先にお伝えしておくと、個人的にはいわゆる”アイドルソング”はそんなに響かない派で、割と今回のカップリング路線賛成派なので、合わないと感じた方は回れ右でお願いしたい。
大多数であろう”アイドル・King & Prince”な曲が大好きだというファンの方々への申し訳なさはあるけれど…曲の好みなので人それぞれさーと開き直っていく。
が、そんな自分勝手に好き嫌いを喚くわがまま全開なあらゆるファンそれぞれに1曲でも琴線に触れる曲を届けようといろんなジャンルを散りばめる彼らの姿勢こそ嬉しいと思うファンでもあったりする。
そしてそれを歌いこなそうとするチャレンジも努力も技術も凄いことだと思っている。
Shake Hands
今回のカップリング曲でShake Handsが一番わたし的にキンプリっぽさ全開に感じた曲だったので、2人が楽曲解説でも、「安心感」「キンプリの軸」「これこれ」と言っていたことに大納得だった。
特に私の場合、出会って最初の1曲目が”なにもの”なので、”the アイドル”なラブソング系の曲よりも、こういう、共に迎える明るい未来の希望を歌う歌の方が私の中では”キンプリっぽい”印象があって、ライブのイメージがすごく浮かぶ。
それこそ”希望の歌”であるゴスペル調のコーラスと、裏拍のクラップもとても気持ちよくて、それが、日常のアレコレだって歌って楽しんで吹き飛ばしちゃえ、っていうライブを思い起こさせるんだろうなぁとか思ってみたり。
きっと次のライブでも入るナンバーなんだろうなぁと、未来が楽しみな曲だったりしている。
Cloudy
間奏のジャズっぽいとこめちゃくちゃ好き。
かっこいい。
サンプルで聞いた時、気だるげなチル感&ジャズっぽい間奏、おしゃんー!と思ってたのにフルで聞いたらラップも入ってきて、うぉ…?!となって、何気に一番裏切られた曲で、斬新ー!と思った。
「同じ後悔、ほんとに不甲斐ない」の交互に歌うところも最高。
デュオって感じがたまらん。
2人ならではの技はどんどん使っていっていただきたい。
私が嬉しい。
私は基本的にはラップってそんなに好きではない人間ないので、いい曲と思って聞き始めて途中でラップが入ってくると残念に思ってしまうことが多いのだけど、海人くんの一番気持ちいいところに当ててきてくれるリズム感の良さが全開なのはいつでも聞けるしたまらん。
不思議だけど、上質なものって好みとは別の部分で、ちゃんと「良い」と思えることが多くて、そういうものを見つけさせてくれるのもまた嬉しいし楽しい。
逆に好みのジャンルであっても、どんなに一人一人の技術が秀でていても、調和が取れていなくて、うるさいなぁと思ってしまう演奏や曲にも出会った経験を思い出して、そういうところにやっぱりプロの腕前が出るのかなぁなんてことを思ってみたり。
そして、どんな系統の曲に行っても2人とも粗野感なくどこか品があるのもとても好き。
ついでに、この曲の作曲者さん、何気にトラジャの「夢のハリウッド」とか、SnowManの「君の彼氏になりたい」の人で、へー!となった。
Pain
廉くんのvocalise?(wow-とかah-とか歌うとこ)と海人くんの英語が大好きなので、その組み合わせがモロに出てきたあのサンプルの段階で、はい好き、となった。
「ちょっと前に流行った懐かしいR&B」「シンプルな王道R&B」とご本人たちが言っていたのが、あーわーかーるー!!となる、そのちょっと前の時期R&Bが好きだった人間なので、何気にこの4曲の中では一番口ずさんでいるかもしれない。
とはいえ、言葉を詰める感じ?言葉のキレ感?は、たぶん当時よりも洗礼されてて、古めかしすぎず今風な気がしてそれがまたいい。
そこに海人くんが携わったという話も納得だった。
1999のスイング感?気持ちいい歯切れの良さ?みないなものとも似てて言葉の入り方が心地いい。好き。
ちなみに多くの人が思ったと思うけれど、多分、東京タワーの候補だったんだろうなぁと、私も思った。
映画東京タワーの公開が2005年。
2000年代のR&Bと言われ、あの歌詞、あの雰囲気と来たらそりゃあ連想もする。
これは完全に曲の好みの問題なのだけれど、私はhalfmoonよりもPainの方が好きだったので、こうしてカップリングに採用してくれてお披露目されたということは、この曲捨て難かったんだろうなぁと察するし、廉くんも「好きよー」と言ってくれていたのも嬉しかった。
Spotlight
こーれはキャッチーなのきたぞーと、私ももちろん思った。
同時に不思議な曲だなぁと思った。
言葉遊びがふんだんに入れられてて、こーゆーのもやるんだーという新鮮味?みたいなものもあったり。
(昔の曲を全部知っているわけではないから、私が彼らに持っているイメージに対して新鮮というだけだけれど)
新鮮味はあるのに、2人の声との相性良くてすごく良くて。
これはいいぞーと思ったしSNSとも相性よさそうだなーと思っていたら、案の定SNSでよく使われているのを見かけて、ですよね!という気分だった。
このキャッチーさは子供にも耳に残るみたいで、私が口ずさんでお皿洗いなんかしていると、子供が合間で「やー!」を入れてくれるくらいだし、子供が頑張ってアレクサに「キング、アンド、プリンスの、スポットライト、かけてー!」と連日言っていたくらいだ。
その前まで我が家の中ではBring ban banの登場が最多だったのだけれど、SpotlightがBring ban banに取って代わった。
この曲もきっと次のライブで入れてくれるだろうからとてもとても楽しみだ。
(少年倶楽部プレミアムが健在だったらテレビで見れたんだろうなぁと思うと、不意に悔しさが込み上げたりもするのは切ないけれど…)
(とかここまで書いてたら、タイムリーにTikTokとインスタで2人の踊ってみたが来て嬉しい!)
〈追加〉
案の定ライブのセトリに入っていると知り、うわぁ…SNSで見せてくれてるとこ以外のフリどんなだろうー絶対おどってるよなーかわいいよなー見たいなー円盤発売まで遠いなーと思っていたら。
年末特番でCDTVでお披露目の機会が来た。
円盤まで待たなければならないだろうと思っていた身としては大歓喜だった。
勇んでテレビの前でいつもの如く彼らが画面に映るたびに「かわいっ!」と口から言葉をこぼしながら待機していた。
結果。
思ってた以上に可愛くてかっこよくて楽しくてわくわくで、すごくすごくKing & Princeでびっくりした。
一緒に口ずさめるくらい聞いているのに、2人の声の相性の良さにも改めて驚かされた。
抜群のリズム感に弾ける楽しげな海人くんの声から涼やかな風が吹くみたいな廉くん声に行き来する瞬間がたまらないし、重なる声の寄り添い具合も最高だった。
パフォーマンスに至っては「うわーこれだ!これだよキンプリ…!」と勝手に思って高ぶった。
私の持っていたキンプリのイメージを出したらこれだった、みたいなくらい、私としてはしっくりぴったりだった。
他のグループと比べるのはナンセンスだとは思うけれど、乱立するボーイズグループの中であの色味はキンプリにしか出せなくない?と思わせるような独創性にこれだと思った。
これだと思ったそのイメージは、かわいいとかっこいいが最高のバランスでぱんぱんに詰まっていて、「楽しい」でラッピングされ、「きらきら」のリボンが掛けられてるプレゼントボックスだったのだ。
男の子達が憧れがちなガツガツに踊る攻撃的なかっこいいに全フリするわけでもなく、「アイドル」と言われて一般人が想像するかわいいきらきらに全フリするわけでもなく。
下手したらいいとこどりしようとして失敗しそうなラインでもあるのに、これを成立させて感動させるのは、これまで培った経験と努力とセンスの成せる技じゃなかろうか。
とか、誰やお前的な大層偉そうなことまで思った。
まぁ平たく言うとめちゃくちゃ私の好みでありがとうだったわけだ。
甘みの強いアイドルソングが好みなファンの方々には嫌がられそうだけれど、個人的にはこの他にはない色味はキンプリの強みのひとつに感じるのでぜひともこのラインも武器にして欲しいと思わずにはいられなかった。
大好きなパフォーマンスだった。
おわり
本当にただ単に感想であった。
まぁそんな感じで。
カップリング曲たちも愛聴している。
Youtubeライブでカップリング曲含め、解説を2人でしてくれたのはとても楽しかった。
制作秘話系的なもの、どういうイメージがあって、どういうリクエストからどう作り上げたのか、どういうところが気に入っているのかなどを聞くのも好きだし、その曲がどういうジャンルの曲である、どの時代のどういう要素を取り入れているかなど、音楽の説明を聞くのも大好きだ。
さすがにアルバム全曲についてあれをやってくれる時間はないかもしれないけれど、また機会があったら是非ともお話しを聞きたいと思っている。
未体験の楽しみがまだまだ待ち構えているかと思うと、ありがたい限りである。