King Kidsのシンデレラクリスマスの話
びっくりした。
これはちょっと本当に色々びっくりで。
いやもう、結論言うと、私の中では過去1のシンデレラクリスマスであった。
過去1多幸感溢れるシンデレラクリスマスであった。
もう本当にありがとうしかない。
剛くんを車に乗せ、廉くん、海人くんをピックアップし、そのままスタッフ関係者さん一同みんなを船に乗せて出港してくれた光一くんには本当に感謝しかない。
行こう、やろう、と光一くんが言い出したところから、誰1人として拒否することなく笑顔で乗り込んでくれているのが目に見えるのもとても嬉しかった。
こんなに素晴らしいエンターテイメントをありがとう。
反感覚悟でものすごいぶっちゃけると、実は私の中では、シンデレラクリスマスはキンキ曲の上位には上がってこない曲なのだ。
これは完全に好みの問題なのだけれど、そんなに「わーい!」とはならない曲で、個人的趣味からいうと、12月の曲ならHarmony of Decemberを推したい派だったりする。
さらに、もっと言うと、私は自分がキンキの曲はキンキ以外が歌うのを受け付けない体質であることをすっかり忘れていた。
たぶんキンキファンには一定数いると思うのだけれども、キンキの声があまりにも曲の世界を作りあげ過ぎていて、他の人が歌うとどれほど上手な人が歌おうと「なんか違う…」という拒否反応が出るのだ。
光一くんの声の次に剛くんがこないと違和感を感じるし、もちろん逆も然りだし、他の人にハモられても、やっぱキンキはキンキでハモるのが一番よな…となってしまうのだ。
ずっと楽しみに1日を過ごし、テンションマックスだったのに、曲が始まった瞬間にそれを思い出して、一瞬心がざわっとした。
KinKi KidsとKing & Princeと両方が好きすぎて、完全に忘れていたのに、それを思い出してしまったのだ、イントロで。
が。
が、だ。
びっくりした。
光一くんと廉くんの歌い出し。
2人で歌われて、全っ然違和感がなかったのだ。
うわ…?!え?嘘でしょ?
となるくらいびっくりした。
こんなに光一くんの声と廉くんの声がハマるとは予想していなかった。
だから、そこから剛くんのソロに繋がった時にも違和感がなかった。
あれ?海人くんは?となったけれど、すぐに海人くんソロに移り、そのつながりの違和感のなさにもまたまた驚いた。
剛くん前後が光一くんでないことにも違和感を感じる体質であるのに、だ。
うわぁ…となった。
そのまま剛くんと海人くんが2人で歌っても全く、全然、何も違和感なくて。
こんなにも。
こんなにもか、と。
だって、あんなに他の人と歌うと違和感だらけだったのに、と。
本当にびっくりした。
ついでに、このタイミングでもう一つ。
剛くんが完全に海人くんに体ごと向いて視線を合わせに行ったことにもちょっと驚いた。
後輩と歌うとき、光一くんは割と後輩と絡む印象があるけれど、剛くんはそこまで積極的ではない印象を持っていたのだ。
絡まないことはもちろんないけれど、剛くんから迎えに行っている感じに見受けて、それは今まであまり印象になかったことで…。
私の肌感覚に過ぎないけれど。
剛くんと話がしたい、片想い、などと語っていた海人くんを思い出し。
ラジオのおかけで剛くんにそれが届いていたことを思い出し。
もう、そっちの意味でも
うわぁ…
と、なり。
すごく自然に重なり合う歌声に
うわぁ…うわぁ…
しかなくて…。
海人くんと光一くんの声も、廉くんと剛くんの声も、どの組み合わせで歌われても、どの順番で入れ替わっても不思議なくらい何も違和感なくて…。
廉くんと海人くんが、すごく丁寧に、「キンキの曲」に寄り添って歌ってくれているのがすごく伝わって。
もちろん、光一くんと剛くんの後輩への愛情も溢れてて。
うわぁ…うわぁ…
と…。
イントロ始まる前までは、どんなかな、どんな感じかな、という、キンキ、キンプリ大好き、King Kids嬉しい、4人でなんてワクワクだ、という勢いでいて待っていたけれど、案の定それ以上だった。
キンキ曲をキンキじゃない人が歌うことの苦手感を思い出した瞬間のざわつきは、一瞬にして消し飛んだ。
すごかった…。
多幸感が半端なかった…。
びっくりだった。
4人で歌った時の声の溶け合い方なんて…ちょっと今までにないんじゃないかな…というくらい…。
私の贔屓目なだけかもしれないけれど…。
でもたぶん、私はキンキの曲に他の人の声が入ることで、キンキのあの世界観を崩されるのが苦手だったんだと、今更ながら気づいてしまった。
廉くんも海人くんも、一切キンキ特有の、あの世界観を壊さなかったんだと思う。
一緒に作り上げる側に立ってくれていたんだろう。
テレビ番組などでよく見かける、それぞれの色をそのままにとにかく楽しげにみんなで歌うという自己主張の伴う仲良しエンターテイメントではなくて、歌の織りなす世界観を4人で紡ぎ上げるという大人なエンターテイメントを見せてくれたんだと思う。
純粋に「キンキもキンプリも好きだからコラボ嬉しい」だったけれど、こんなにも声に親和性があるとは流石に思っていなかったし、こんなに成熟したエンターテイメントを見せてもらえるとも想像していなかった…。
めちゃくちゃ嬉しい。
やっぱり私の愛する彼らは一流エンターテイナーであり、KinKi KidsでKing & Princeだった。
キンキが率いるバンドメンバー、コーラスメンバー、音響さんはじめスタッフの皆さんも相変わらず素晴らしいし。
とても贅沢で、幸せな1曲だった。
心からありがとうである。
そして、こんな贅沢な4人であっても、踊っているわけではなくても、やっぱり私の目は海人くんを追いかけるらしいことがわかった…。
髙橋担で間違いないらしかったこともそっと添えておく…。
はぁ…。
なんとも幸せな時間であった。
やっぱり12月15日はKing Kids記念日でいいと思う。
そうカレンダーに書いておこう。
King Kidsが定期的に集合することを祈りながら。
<追記>
あの歌わりも最高だったと思う。
誰が決めたんだろう。
これまで色々な人と歌うキンキを見てきたけれど、私の感覚としては、あのパターンは珍しい気がする。
お互いがデュオであることを意識した歌わりだったんじゃなかろうか。
全組み合わせを入れて、ソロも入れる。
すごく、キンキとキンプリであることを意識した歌わりに思えて、とても素敵だった。
あと、海人くんのマイクの底に黄色が見えたのも嬉しかった。
キンキのマイクには必ずそれぞれ、赤と青のあれがついている。
今回コラボするにあたって、廉くんと海人くんの色もスタッフさんが用意してくれたのであろうと思うと、その愛情がとっても嬉しい。
そして、これを機に廉くんと海人くんが上質な生バンドで歌うことの心地よさを追求し始めてくれたらこれまた最高だななんてことも思っている。
やっぱり生演奏は心に届くものが違ってくる。
あんなに表現力のある2人だから、きっと生演奏との相性もいいし、その力量もあると思うのだ。
ストリングスもブラスも入れた上質な生演奏にこだわるキンキのそんな流儀も、彼らの刺激になってたら嬉しいなぁなんて思う。