キンキとキンプリの共通点と相違点の話とKing Kidsの話
コロナ禍にアマゾンプライムが提供してくれたライブ映像でKinKi Kidsに足を突っ込んだ私は、完全にキンキのお茶の間「箱推し」ファンとして約3年を過ごしていた。
世代ということもあり、生粋の洋画房で日本の芸能界には全く興味がなかった私でも存在を知っている数少ないアイドルがKinKi Kidsであった。
が、長くその本当の実力や魅力は全く知らなかった。
かつてのテレビで見ていたKinKi Kidsと、ライブで歌い踊るKinKi Kidsの違いに度肝を抜かれた。
自分らの本業はこれであると声高々に証明しているようで、ライブに来てくれるファンだけが本当の自分達を知っていればいい、と言っているかのようで、その潔さにも惚れた。
一度落ちてみたら、そのパフォーマンス力と、それを実現させ続けている彼らの全方面への努力は心底凄まじかった。
かつ、2人の関係性のドラマチックさ加減は映画もかくはありなんやと言うレベルで、なお感動してしまった。
元々バディ物の映画に弱かった私はリアルで映画以上の物語を現在進行形で紡ぐ2人としても完全にやられた。
しかも、あの歌唱力とあの音楽性とあの見た目と、あのキャラ、である。
約3年かけて、のんびりと彼らの25年を密かに楽しんでいた。
そうこうしていたところで、突如私の前に現れたのがKing & Princeである。
「KinKi Kidsと同じ学年違いの同い年、1月生まれと4月生まれのデュオが誕生する」
ツイッター(X)で見かけたこれが、気になってはいた。
気になってはいたが、正直、若手アイドルには興味が湧かず、気になりつつも積極的に調べるようなことはなく、なんとなくスルーしていた。
が、結果的に「だが情の宣伝動画1分」と「ツキヨミソロ」の掛け合わせで髙橋海人くんに一発ノックアウトされたのである。
髙橋海人くんがどれほど衝撃だったかはこのnote誕生のきっかけでもあり、今見たら恥ずかしいほどの勢いで一番最初に書き殴っていてる。
海人くんのおかげで現在かつてない沼の底で連日息切れしながら溺れているわけだが、キンキ以外に興味がなかった私にとって、それまでKing & Princeは「キンキの後輩」の大枠の一つでしかなく、つまり、海人くんをKing & Princeとして正確に認識した時には、彼らはすでにデュオであった。
長く洋画好きで、ずっと外国人俳優を推し続けていた私を、1分にも満たない演技であっさり沼に落としてきたその子が、「キンキと同じ学年違いの同い年、1月生まれと4月生まれのデュオ」の片割れだったのだ。
この段階でまず相当に興味を引かれた。
早々にやばいなという予感はした。
そして、蓋を開けてみたら…
海人くんの相方である廉くん含め、彼らはびっくりするほどKinKi Kidsとよく似た要素を持っていた。
もちろん、私の勝手な解釈である。
「学年違いの同い年、1月生まれと4月生まれのデュオ」というただ1つの共通項だけで、キンプリをキンキと重ね見てしまったのは失礼にも程があると思う。
けれど、私の中の初期認識がそこにあったことは否めない。
他にも共通項があるのでは、と邪推があったことも認める。
だが。
だがである。
それにしたって…というレベルの共通項が見えてきてしまったわけだ。
元々「学年違いの同い年、1月生まれと4月生まれのデュオ」と言われても、キンプリのお誕生日なんて知らなかったので、どっちがどっちであるかまでの認識はなかった。
それが気になったのは、海人くんのダンスでもらった感動が、剛くんの歌でもらう感動と良く似ていると感じたところから始まった。
剛くんがThe First Takeで歌った街は、ご存知の方も多いだろうが、たった7分で映画1本見たかのような重厚な感動が来る。
私は嗚咽を上げながら泣いた。
最初のnoteで書き散らかした海人くんのくれる感動が、これと良く似た心の震え方だった。
そして、一見男性らしい見た目にも関わらず、なんとも言えない可愛さを纏い、かつ、滲み出る色気を同居させるという謎な奇跡をおこしているという点でも良く似てる。
そんなことに気付いた結果、次から次に海人くんと剛くんの共通項が目に入ってきてしまうようになった。
感受性が豊かで、絵心があり、アーティステックなところが同じなことはすぐに気付いたけれど、海人くんが若い頃夜な夜な1人で悩みを抱えてしまいがちだったという話や、よく寝る人だということ(感受性の豊かな人は脳の休息のために睡眠時間が必要という話があるけどそれだと思っている)、高所恐怖症だったり、魚を飼っていることを知った時には、そんなとこまでか同じなのか…と思ってしまった。
もしやと思って調べたら、海人くんが剛くんと同じ4月生まれの方であることを知ったが故に、廉くんに関してはもう決め打ち状態から入ってしまって申し訳なかった。
廉くんは廉くんで知れば知るほど光一くんの気質とよく似ていると感じたので、なお驚愕した。
人間を大きな分類で分けていったら絶対に同じ枠に入る2人だと思った。
この話も以前に思う存分書き殴っている。
ちなみにXでも以前ポストしたけれど、キンキは光一くんの誕生日が1月1日で、ぴったり100日違いの4月10日が剛くんの誕生日である。
それを知っていた私は、廉くんと海人くんの誕生日を見た瞬間、もしやこっちは70日違いでは、と思い、ざっと暗算し、ぴったり70日じゃね?!と1人で慌て、カシオさんの計算サイトで改めて計算した結果、70日後ではあるが、70日違いではなかったことを確認した。
つまり、キンキと同じ数え方をすると71日違いになるが、廉くんの誕生日を0日目として計算すると海人くんのお誕生日は70日後であった。
多くの人にはどうでもいいことであろうが、数字マジックに比較的弱い私は、1人静かに頷いた。
そんなこんなでキンキとキンプリの共通項について、日々溜めに溜め続け、思わずXで呟いてしまったら、私のアカウント歴最高に広まってしまい、最高記録のいいね数も頂いてしまった。
同じように感じていた方々がそれほどまでに存在したということを初めて知った。
これは嬉しかった。
(共感してくださった方、ありがとう)
ちなみにその5として下書きしていたのはこれである。
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キンキとキンプリの共通点その5
そろそろしつこいかもだけど、やっぱりここは追加させていただきたく…
・3人がけソファーの使い方
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と、まぁ、Xでは思うがままにつらつらと箇条書きをしていたのだけれど。
私が思うキンキとキンプリの最大の共通点としては、一見正反対な2人であるのに(本人達も「合わない」「凸凹」と称するのに)、その一方で根っこの部分がそっくりなところだと思っている。
並び立つ2本の木かと思いきや、掘り返してみたら実は根っこの部分は繋がっていた、くらいの印象がある。
本人達も口を揃えて言う、「合わない」は、表面的な部分にすぎないので、枝葉が違う方向を向いているという程度の意にしか見えないのだ。
地に張る根は2本で絡み合い強固でブレないので、強風に枝葉が吹き飛ばされ、多少自然淘汰にやられたところでまたその分強くなって伸びていく。
隣り合って、同じ方向に向かって成長しているが、枝葉の広がり方が見事に違うので、お互いがぶつかり合ったり、どちらかがどちらかの影になることもない。
何より2人が深いところで大切にしていること、それこそ自身の相方であったり、屋号であったり。
グループであり続けること、そして、目の前のファンだったり、支えてくれるスタッフさんたちをひたすら大切にしようという性根の部分。
そういった、木でいう根っこの部分が、全く同じで共有しているようにすら見えるのだ。
そういうところが、とても尊く、キンキとキンプリのとてもよく似ているところだと思っている。
そんなこんなで、キンキとキンプリの共通点を見つけて1人で喜んでいたわけであるが、この喜びの根幹はというと、25周年を祝福のうちに終わらせ、なお新たなことに2人で挑戦をし続け、まだ2人でやりたいことがある、2人だからやれることがあると言い続け、毎年ドームを満員にする、信頼と実績しかない大先輩と共通項が多いということは、キンプリの未来に物凄く大きな光があるように感じてしまうからなのだ。
もちろん共通項が多いだけで、全く違う人間だし、魅力も異なれば、生きる環境も時代も音楽性も何もかもが違う。
共通項は多数あれど、決して似てるわけではない。
けれど、ただでさえ今後が楽しみな2人だから、あのKinKi Kidsと共通項が多いということで、なお、楽しみ度が増してしまうのだ。
本当に身勝手な楽しみ方であるが、双方が大好きなので、ただただキンプリの今後の成長が心底楽しみなのである。
KinKi Kidsはというと、本当に信頼感半端ないので、きっと2人で様々なことを試みつつ、一緒に取捨選択をしながら、アルフィーなみに続いていくのだと信じているので、こちらもこちらでひたすら楽しみなのだ。
ちなみに。
キンキとキンプリの最大の相違点は、キンキに漂う思春期の初恋のような甘酸っぱさがキンプリには一切無いことだと思っている。
キンプリはよく言われるように、太陽の下の双子兄弟感の方が強く、キンキの持つ、あの特有な湿度はあまり感じない。
陰と陽の違いとでも言うのだろうか。
これは出会った時からずっと2人ぼっちであったかどうかの違いが多分に影響しているのではと思っているがどうだろう。
キンキ兄さんのところもお互い大好きは溢れているし、お互いに相方をよく見てるくせに、パフォーマンス中に顔を見合わせて笑い合うなんてことはもはやお目にかかれないし、プライベートで2人で会うなんて出来ないという、なんとも言えない甘酸っぱさがあって、それはそれでまた魅力でもある。
(個人的には主に光一くんに照れが残っているいるせいな気はしている…本当にかわいい人だ…)
ただ、2人で食事に行くことやプライベートで連絡を取り合うことに対して、今となっては「ありえへん」と言い切る兄さん方であるが、寮では同じ部屋で生活をしていた時期もあれば、剛くんのお迎えに光一くんが現れたなんて逸話もあるらしいので、どの時代を語るかでまたちょっと違うかもしれない、とは思っている。
一方のキンプリはといえば、憚ることなく、「昔からよく一緒に飲みにく」「カラオケ行った」「近日中も」と公共の電波や紙面で日々惚気、歌い踊る合間にアイコンタクトを取り、お互いの顔を見合わせれば「楽しいね!」と吹き出しを入れたくなるほどの笑顔を見せる。
これはこれで、こっちまでにこにことしてしまうほど幸せに浸れるので、とても心に栄養が行き届く。
今後、万が一「プライベートでは会わなくなった」「仲違いか」などと心無い週刊誌に不仲説が書かれ始めたとしても、今の2人が心底信じられるので、一切ブレないで信頼し続けることができる自信もある。
キンキ先輩曰く、二人組には絶対「解散させたい人」「不仲にさせたい人」が現れるそうなので、きっと将来的にはキンプリにもそういう記事が出るであろうと思うが、売れないライターがアクセス数を稼ぎたくて書いているガセだと思って無視することにしたいと思っている。
余談になるが、廉くんのあれこれを見聞きしていて、この子はデュオの成功事例としてKinKi Kidsの要素を取り込んだのではなかろうかと一瞬思うことがある。
勝手な妄想ではあるけれど、番組で腰を据えて会話をしたことをきっかけに、26年を築き、今もなお毎年のようにドームを埋め続けるアイドルデュオの成功事例として、これまで遠い存在だったキンキに対して急激に興味を持ち、長く最前線に2人で立ち続けることのできた要素が何であるかを、知識としてインプットするくらいのことはやるんじゃなかろうかと。
廉くんに勤勉さを感じるがある故に、ふと、そう思ってしまった。
とはいえ、この半年の仕事ぶりを見ているとそんな時間もなかった気もするし、ブンブブーンでの会話のみで終わっているような気もするが。
いずれにしても、本当に、なんとなくだけれど、キンキがお互いへの敬愛、愛情を隠さず、自然体でいることを目の当たりにしたことは、廉くんが本来持っていた愛情や素直さをベースにした、海人くんとの関係性の見せ方について、背中を押してくれたんじゃなかろうかと。
勝手に思ったりもしている。
だったら嬉しいなぁ程度の話であり、キンキファンが故の完全に勝手な妄想である。
その一方で、あの時、光一くんが珍しい程に廉くんに興味を示していたのもとても嬉しく思っている。
基本的に人情味があって、後輩想いな人という印象はあるものの、ブンブブーンに来た後輩相手であっても、「コラボレートできたらいいよね」なんて超絶前向きなことまで言い出している姿は、少なくとも私の記憶にはなく、正直驚いたくらいだ。
経緯に寄り添いつつも、誕生したデュオ後輩に親近感もあったのだろうけれど、廉くんの人となりを、きっと好いたのだろうなと勝手に感じてはいた。
お世辞は言わないタイプだろうから、いつかきっと実現するだろうキンキップリが楽しみでならない。
と、ここまで書いて放置していたのだ。
それが!
なんと!
光一くんの計らいで!
実現した…!!
やっぱりお世辞は言わない有言実行な堂本光一であった…。
しかも、「King Kids」 である。
明らかに光一くんがキンプリの軌跡を確認した上での命名であろう。
さすがすぎた。
幾度となく惚れているけれど惚れ直す…。
愛情しかない。
正直まさかYoutubeでくるとは思わなかった。
でも、多分最速で実現するのはそこなのだ。
それもさすがである。
しかも、キンキのチャンネルの全勢力を上げて制作しているのに、使うチャンネルはキンプリ側なのだ。
あのオープニングは、ずっとキンキのYouTubeチャンネルで使ってきたものだ。
完全に同じスタッフで作り上げているし、あの音楽セットを見る限り、生バンドも全部キンキの持ち込みだ。
私はXの文章を読まずに反射的にリンクをクリックしたので、光一くんが言い出すまでキンキのチャンネルでやっているものだと思っていたくらいだ。
それを、後輩側のチャンネルでやる。
キンキ側には一銭も入らない。
キンプリ側もこれまでのYoutubeチャンネルの使い方を曲げてまで、それを受け入れてくれたのもすごい。
お互い思いやりのかたまりで、もうそういう関係性からして泣ける。
本人たちだけでなく、お互いのスタッフ一同が丸ごとそれをOKしたのだ。
それはもちろん、双方のファンをも信頼してくれていることを意味する。
なんて素敵なチームだろう。
しかも、1曲出すために、ご挨拶動画を前日に上げてくれるという手厚さ。
これだって、2組の音楽性だけでなく、人間性、関係性に、ファンが魅力を感じていると知ってくれているからこそできることだと思う。
考えれば考えるほど最高だな、と思えることしか出てこない。
実際に4人で話す空間を開けてみたら平和しかないし…
あれをLove and Peaceと言わずになんとする。
自分が勝手に動き出したと、責任持って話を進める光一くんに全力ありがとうだし
乗ってと言われて何も聞かずにとりあえず乗り込む剛くんの愛にもありがとうだし
光一くんの話をことごとく拾ってくれる廉くんさすがすぎてありがとうだし
楽しいの感情をしっかり共有してくれた海人くんにもありがとうだし…
実現させてくれた関係者の皆様に心からありがとうだった。
が…。
欲は出てくる…。
1曲だけで終わるのもったいなくない…?
定例会…とか…
いや、まずはカットされた未公開集…
それから椅子持ってきてみんなで飲みながら座談会…
ほら、光一くん、2人組あるあるの話もしたいって言ってたし…
夢は広がる。
夢は自由だ。
とはいえ、まずは今夜だ。
Kinki Kids とKing & Prince からなるKing Kids からのシンデレラクリスマス。
なんて素敵なクリスマスプレゼントだろう。
ありがたく心いくまで楽しませていただこうと思う。
それにしても、年末年始ってこんなに幸せが溢れるものだったっけ…。
アイドル初心者なファンはつくづく感心である。
すごいなぁ…アイドルって…。
(KinKi Kidsを何処かアイドル扱いしてなくて申し訳ないが…私の中であの人たちはアイドルって括りに入るのかいまだに謎で…KinKi KidsはKinKi Kidsでしかないと思っている節がある…許してほしい…)
追記:続き的話↓