自己紹介、それと今の自分を形成した過去
こんにちは。
まです。高一冬から鬱になり、この春県立高校から通信制高校に転校した18歳です。
文章力も語彙力も無いので自分の現段階の悩み、愚痴を書きなぐるだけになるかもしれません。
それでも私の文を読んでくださるなら……
三人兄弟の末っ子として、甘やかされて持て囃されて生きてきて、自分が何よりも正しいと信じて疑わなかったし、誰よりも自分の才能と実力を信じていた。
仲間外れにされても、悪口を言われても「私がなんでもできるから妬んでる」「私が正しい。あっちが間違ってる」と自分を常に正当化して、いつでも"頑張っているつもり"。
それでも否定され続けると心は疲弊するもので、いつしか
頑張っても周りは理解してくれない
と努力することに抵抗のある面白みの無い人間になった。
中学で陸上部に入り、最初の大会で1年間高跳をやってきたN先輩より良い記録を出して喜べば
「少しは先輩の気持ちを考えろ。」
褒めてもらえると思い浮き立つ心でベンチに戻った私は一瞬で挫けた。
私は頑張って跳んだのに、周りの選手、先輩たちや同級生ですらも泣き出したN先輩の肩を持ち、私の市大会初出場で8位入賞という結果をを喜んで褒めてくれる人はいなかった。
思えば目に見える功績を残したのに認められないというのは初めての経験だった。
それからN先輩は高跳を辞め、他の種目に移ってしまった。
私はただ勝負を本気でしただけだったのに。
今思えば勝負事が好きで、勝つことが好きで、高跳びが好きだった私は不満が募り、それから部活を疎かにして反抗をしていたように思う。
年齢問わず弱い人は自分より強い人間に敬意を払うもの
だと思っていた私はたった1、2年早く生まれただけの自分よりいい結果を残さない先輩たちに媚びへつらい、言いなりになること、またそれが当たり前だとされている風潮が理解できなかった。
現に私は自分が陸上や勉強で絶対に勝てない、と思った先輩に対しては敬意を持ち自分から教えを乞うた。
社会に出れば理不尽な事しかない、それの練習を学校でするのだ、ということを頭で分かってはいたものの納得するのとは別の話で。
1年の夏、県大会、関東大会、全国大会と続く大会の市予選の時、1種目に出場できる選手は各校2名。
その時145cmの記録を持つK先輩は出場確定。残り1枠同じ記録を持つ1年生と2年生。
私はここでチャンスを貰えるものだと思っていたし、自分が出れば確実に自己ベストを更新して県大会出場もできる自信があった。
当然のようにエントリーされていたのは先輩だった。
私は怒り、顧問を見る目がない、と見下した。
冷静になれば関係性の悪化の危惧などから、場数を踏んだ先輩が選ばれることなど分かりきってはいるのだが当時の私は、自信に満ち溢れ今度こそは先輩をきっちりと負かすと意気込んでいただけに落ち込み、周囲へ八つ当たりをした。
中学最初の定期テストで全科目9割5分を取り、完全に調子に乗っていた。
自分はこんなにも才能に溢れ、勉強も運動もこの中学のトップクラスだというのにこの学校の人間は大人も子供も見る目が無い、と自分に言い聞かせるのも半年で限界を迎えた。
心のどこかで「認められたい、褒められたい」と思うものの、あの時のようにみんなから冷たい目で責められたらどうしよう、と常に脅えている自分もいた。
そのため、無意識下で練習もどんなに調子が良くても先輩たちよりいい記録を跳ばないように、とセーブしていたのだろう。
顧問に「お前先輩超えないように手抜いてるだろ」と見抜かれた時は、【誰のせいだ】と泣き叫びたかった。よく覚えている。
ここで癇癪を起こして、顧問に盾付いたところで自分の印象が悪くなるだけだと狭い世界に生きていた私でも分かっていたので必死に奥歯を噛み締め涙を飲んだ。
それからは何かが吹っ切れ、試合に出る度に自己ベストを更新し、2年生の夏には県大会で入賞するまで力を着け、協会の先生方からの覚えも良いと自負できるまでになった。
1年半共に部活をした先輩たちが引退する時、涙を流す同級生たちを後目に
ついに私が名実共にトップとしてこの学校で認められる時が来た
とわくわくしていた。
後輩との仲は悪く、クラスでの立場も悪かったが、自分は県でもトップクラスの競技者である、というプライドで自分を保っていた。
かと言って部活動に真剣で、という訳でもなく週五回の練習の約半分は塾がある、と言い訳をしてサボっていたのだが。
そんなサボり魔が少ない枠の試合にもエントリーされ、賞賛を受けていたのを周りは当然よく思わない。
2年生の新人戦の3日前に顧問が全部員を陸上部にあてがわれた部屋に呼び出した。私は試合前の調整の時間を奪われたとこれまた怒っていた。
呼び出された内容は
「1年生から2年生に向けて言いたいことがある」
というものだった。それを聞いた時、呆れてものも言えなかった。大した記録も出せなければ勉強も大会の記録も自分が何一つ勝つことの出来ない相手に喧嘩を売るのか、と相手が我が後輩ながら鼻で笑った。
要約すると「練習に来ない先輩が試合に出させてもらえて記録をかっさらい、賞賛されるのは面白くない。モチベーションが下がる」というものだった。
お前らのモチベーションなんかどうでもいい、お前らが勝てないのは私のせいなのか?違うだろう。お前らが弱いだけだ。
そのチンケな努力でカバーしきれない自分の才能の無さを嘆くならまだしも記録を出す先輩を目の敵にするのはあまりにお粗末極まりない。
私の試合前の貴重な時間を取らせるな、そんなこと言ってる間に練習したらどうだ?
試合でどんなに自分が練習してきたかを熱弁しても記録が無ければ意味が無いことが分からないのか?頭の悪さが露呈してるぞ?
私は性格が悪いので、口に出さないだけでボロクソに嘲っていたことは否定しない。
高校の陸上部の顧問が聞いたら一瞬で退部させられそうな話ではあるが、中学の顧問は保護者に媚びを売り、生徒の記録は自分の功績だとでも言いたげな態度をとる教師だったので、2年生に退部されたら困るとでも思ったのだろう。
こちらの肩を持ち、相手方はしぶしぶと言ったていで話は終わった。
その時既にクラスで私は孤立していて、自分が認められるには部活で記録を出す以外の選択肢がなかった。
嫌がらせを受けても悪口を言われても誰も助けてくれない、教師がまず見て見ぬふりをして、PTA役員のご機嫌取りだ。
そんな中でひねくれた私の性格は歪みに歪んんだ。