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もう自分で頑張れる。

ハマチさんが新作を更新されてました。
明るく楽しいハマチさんのバックグラウンドが見えられる熱のこもった文章。皆様もぜひお読みになられてみてはいかがでしょうか?

それで読みながらふと、私の心の奥の奥にしまっていた記憶が

「俺も入れてくれ~」

とばかりに現れてきました。

…思いついたからには書いてみるかということで、今回はお焚き上げ回です。

ちなみに、今回の話以前の私のように「アイドルファン(ドルオタ)ってどういう心境でアイドル見てるの?」という方に対して一つの例としてお伝えできればと思います。

なんか…どこかの誰かのマーケティング材料とかにならんすかね…

ならんすよねn=1だし…

昔がっつりももクロにハマっていた

私は20代前半の時にももいろクローバーZにハマっていました。

私の学生時代の交友関係に、軽音楽部とか音楽サークルの方がめっちゃ多かったんですが、みんながこぞってももクロにハマっていたんです。

当時、対を成すように「BABYMETAL」というアイドルグループが流行っておりまして、そちらはなんとなく意味が通りました。

とにかくボーカルの子が歌が上手くて、楽器隊の演奏もかっこいいのです。
なるほどこれはバンド活動に勤しんだみんなならハマるだろう。そう感じていました。

一方でももクロ。
大変失礼ながら、なんでなのかまったくわからないのです…

確かにバンドサウンドがかっこいいものもありますがそれだけではない。

とりあえず代表曲のPVは聞いてみるけど、サッパリ…

わからないからとにかく何度も聞いてみる…

あれ…?なんか段々すごいよく聞こえてきたぞ…?

いつしか立派なももクロファンが誕生しました。

なんで沼っていったのか

友人「なんでそんなハマってんの?何がいいの?」
私「わかんないんだよね。」

こんな会話を何度繰り返したかわかりません。

なんでハマったかわかんない、っていう方めちゃくちゃ多かったです。ごめんなさい結論投げっぱなしで…

強いて例えるのであれば、確かどこかの芸能人が「アイドルが頑張るのは当たり前。みんな頑張ってるけど、ももクロはその『頑張るの向こう側』を見せてくれる」とかおっしゃってた気がします。

当時の私はそれに深く共感しました。

追いかけていた時期から10年経ちますが、変わらず全力でパフォーマンスしている姿が目に浮かびます。

また、当時は夢中で見ており気づきませんでしたが、次のライブへの導入の仕方やストーリー設計が物凄く上手かったような気がします。

それを本人たちも知らない、本人たちも本気のリアクションを繰り広げるからこそ、ストーリーに感動出来ていたんだと思います。

「ここまでたどり着いたのか!!これは見に行かなきゃ!!」ということでえっちらおっちら追いかけていきました。楽しかったなぁ…

きっかけ

こうして私は見知らぬ少女たちの頑張る姿に心打たれながら、なんとか会社でのキツい対応に耐えておりました。(罵声を浴びせられる、殴られる、無視、など。)

耐えられたのは「今度〇〇でライブがある」という希望があったからです。
なんかどっかで見た構図?

ただ私が少しだけ自分で頑張れたのは、転職活動でした。前職の職場から逃げ出そうということでした。

主体性のない自分ですがこちらだけはなんとか頑張りきり、そして私の頑張りは実り、無事に今の職場で内定をいただくことが出来ました。

そして待ち構える激務の数。前職は環境こそキツかったものの仕事という意味ではずいぶんぬるま湯だったことを思い知らされました。

営業としては結果を残せないまま過ごした4ヶ月間。そして苦しみ抜いた末に辿り着いた初の目標達成。

しかも翌日は楽しみにしていたライブがある日という絶好のシチュエーションでの達成です。私は大いに喜びました。



翌日私は夕方5時に目覚め、どう考えても間に合わない時間になっていました。






その時私の心に芽生えたのは絶望でしょうか。

いいえ、誰かの肩を借りず、他責に逃げることもせず、自分の力で成果を勝ち得ることが出来た達成感が続いていました。

「俺はもう1人でやっていける。」

私が1つの依存から抜け出した瞬間でした。

自分の人生を歩むことから逃げていた。

何度かの記載のごとく私は前職の環境に大きな不満を持っていましたが、正直それは会社だけのせいではありませんでした。

他責にし、自分が向き合わなかった結果私にのしかかってきたものだけのものでした。

逃げ出したい。自分はこんなはずではない。もっと出来るはずだ。

そんな何かを成したいという想いだけが膨らみ続けていたけど、それを自分自身の夢や行動ではなく、こっちが一方的に知っている見知らぬちょっと有名な女の子たちに投影していました。

そして彼女たちが夢を叶えていくのを尻目に、自分自身にはまだ早すぎる諦めを持っていました。

冒頭の、ハマチさんのnoteで拝読した中で1番気になった文章がありました。

自分にとって「借金を返す」ということは

見栄とか他人との比較とかそういうのを気にする自分への脱却
少し遅くなったけど、社会に適合して大人になっていく過程

note「ハマチの借金ハウマッチ?」より

私には幸か不幸か見栄や他人との比較はありませんでしたが、他人に依存していた自分はいました。そこから脱却して自分の人生を取り戻す期間が必要でした。

無事にそれに成功して今生きることが出来ています。

別に推しにハマるのが悪いことではありませんが、ハマった結果として自分の人生を誰かにハンドリングされることは避けなければいけない。

逆にここを上手くやれることと人がいるからいいビジネスも悪いビジネスも絶えないわけですが…なにかいいものがまた生まれるといいなと思います。

「それ…きっと本人も…」

昨年、会社の後輩とふと「昔アイドルにハマっていた」話をしました。

後輩もなぜ人がアイドルにハマり、そして抜け出すことが出来たのか気になったようです。

私は「もう自分1人で頑張れるようになったから」と話しました。

その後輩は「それ…きっと本人たちも喜んでくれますよ」と言ってくれました。

…そうかなぁ?貴重な一ファンが抜けたことは精神的にも財政的にも打撃はあるのでは?そう思いました。

ですがそうやって自分の自立を誰かが認めてくれたこともまた、私に満足感を与えてくれました。


最後に

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