わたしの足元にある、ベッタリとした黒い何か

まず最初に、
今回の事件は起きてはならないことだし
起こしてはならないことだし
その手段、起きた事実については、全く許される余地はないと思っています。

その上で、
ずっと感じていることを書きます。

今回の安倍さんの事件。
また、女子中学生が傷つけられた事件。
同じくらいの年齢の犯人が逮捕されました。
わたしと同年代の人たちです。

だから、と括るわけでもないのですが
その人たちの背景に、根底に、
なんとも形容し難いベッタリとした黒い闇というか、絶望というか、不安というか
何かそういうものがある、を感じます。

そしてそれは、わたしの足元にもあります。
ずっと、あります。

それがうまく、表現できない。
何歳ぐらい、とは具体的に言えませんが
世代によってまた違う感じもします。
幼少期の社会情勢などからの影響なのでしょうか。
この、ベッタリとしたどす黒い何か。

それを感じずに済む人もいます。
感じずに済む、というのは、生活がある程度安定していたり
裕福でなくても幸せを感じられる場合です。

また、それを無意識に感じてしまう人もいます。
はっきりとは認識できないままに、のみこまれていく。
そのきっかけは貧困かもしれませんし、人間関係や、健康問題なのかもしれない。
のみこまれていくこと自体を、責めることは誰にもできないと感じます。

繰り返しますが、だからと言って今回の事件が許されるものではありません。

ただ、そのどうしようもないことがある、ということを
私たちが、認識していく必要はあるのではないかと思います。
こいつが悪い、頭がおかしい、と言って片付けることはできない。
そうしたところで、また起こる。
事件を起こしていなくても、のみこまれている人はいるから。

のみこまれた人もまた、とても苦しんでいて
その生命を、人間を、少しずつ失っている。
これは、いろんなところで、様々な人に、垣間見えると感じます。

事件を起こした人。被害者。両方の人間が失われた。
あってはならないことだと改めて思います。
防がなくてはならないことだと。

うまく言葉にできないまま、書き始めてしまいましたが、
この部分を、これからどうにかして、言葉にしていきたいと思います。
そして、こういった事件が起こらないようにしていきたい。

今回の事件を受けて、
自分に何ができるのか考え、
わたしがやっていこう、と決めたことです。

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