再会
謎の再会
学生の頃の子供の頃の昔好きだったった人を探し出して
くれる番組が流行りました。
今から10数年ぐらい前に田舎に帰省した際、
久しぶりの友人達の再会。
頭が薄くなった奴や、2回も離婚を経験していた奴。
リストラされて仕事を探している奴。
時の流れはあるけれど再会すればあの時と変わらない。
そこには仲間でしかないのだ。
いくつになっても人はどこかに昔の面影はあるものだ。
参加者は私が一番久しぶりだった。
宴も進み突然「太郎にサプライズがあります!」
うん?なんだ?なんだ?
周りは知っているようで、私だけのサプライズらしい。
みんな笑顔で」待ってました!」という感じになっている。
「実は~。太郎の当時お付き合いしていた昭子ちゃんを呼んでおります!正確には探し出してきましたァ!」
私は正直、驚きを隠しきれず、中学の時、
ガールフレンドだった女性、
父親が転勤族で卒業を待たずに転校してしまった。
しばらくは時折連絡も来ていたがフェードアウトしてしまい
記憶の中から消えていた。
「ジャジャジャ~ン、昭子ちゃんどうぞ~」
女性がこちらにやってきた。
おい、気持ちの準備ができてない・・・・
待ってくれ。
彼女が近づく。
「ん????」「確かに記憶が薄れてはいるがまるで面影がない?
私の記憶ではこの人は違う人ではないのか!
彼女は「しばらくだね~。変わらないね!」
私は頭の中が真っ白に「だれだ?この女?」
だが友人たちもいる中でのサプライズ。
場は壊せないと
私も「変わらないのはそっちだよ!ビックリした!」
彼女は「おかしなこと言うね~。私は変わったでしょ?」
この女性は本人で間違いなかった様で彼女は嫌いな目元と口元を
美容整形したようで私はわからなかったのです。
彼女が嫌いだった頃を私が好きだった複雑な恋。
その後、何回かお会いしたのだが時間が戻ることはありませんでした。
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