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#07 「売る」より「買わない」
セロテープを買うために100均に入ったら、
「あ、そろそろ名前書くための油性ペン
無くなりそうだった気がする」と思って
油性ペン3本入りも買う。
帰ってみたら家にあと1本予備があって
「ま、いつか使うし」とそのまま3本は在庫に。
ついこの間までは
こんな買い物を繰り返していましたが、
これよく考えたら110円損していますよね。
それに気づけないところがマキシマリストであり
浪費家だったと今では思います。
当たり前のことといえばそうなのですが、
私はこの無駄買いに気づくまで
30年以上かかりました。
多少大きな金額でも、「最悪売れるかな」と思って買うという悪魔の考えに陥って買い物を繰り返す。
これが間違いでした。
結局「売る」ためにかかる労力やコストを考えると良いところトントンで、ほとんどマイナスです。
1番高く売れる個人売買で考えると
売るためのステップは以下の通りです。
①売るために写真を撮る
②文章を考え、アップする
③購入されたらメッセージのやりとり
④梱包、発送手続き
⑤受け取り確認
これだけかけてもなかなか売れず
値下げをしたり、質問があれば返事をしたりと、
手間がかかります。
最初は売れる楽しさでやれるものの、
しばらくしたらトータルで見ると
この手間はよほど高く売れない限り
損だと気づくはずです。
(※高く売れたものも、考えてみたら買った時はもっと高かったはずです)
「買わない>売る」
これは多くの人に当てはまるルールだと思います。(※一部の投資的買い物は別)
このことに気づくと、
後から売ろうなんてことは考えなくなります。
全ての買い物は売る前提ではなく使い切る前提。
だからよく吟味して、
少し高くても良いものを買い、長く使う。
だから自ずとモノを買う頻度が減り、
出て行く頻度と手間も減っていきます。
たまにセールに踊らされそうになったときには
「買わない>売る」を思い出して
ストップをかけるようにしています。