企画書書いて10日後にマーケットイベントをやってみた【足守レトロマーケット】
お久しぶりです! 弥生です。
普段は近代器や陶芸を扱うレトロな皿屋「Connecting Store えこわっか」をやっています。
先週の10月20日、とあるイベントを主催してきました!
イベントの企画から実施までの期間はなんと…
驚異の10日間!
主催した身としては、参加者さんも喜んでもらえて、お客様にも受け入れてもらえて、やってよかったなぁと思うイベントでした。
やってよかったなぁ…
で、終わらせられる欲のない人間なら、そもそもこんなイベントを主催しようなんて思いません。
Twitterやnoteで、私の記事を読んでくれてる方は
薄々お気づきだと思います。
そんな無茶な日数でイベントがもしできたら、
成功しても失敗しても、
1本記事を書くだけのネタができる!
そんな打算の元、劇団で制作活動をしていた頃の知見を小指の先ほど使いつつ、今回のイベント主催を引き受けました。
というわけで今回は…
10日間でイベントを立てて実施するには最低限、何をすればいいのか?
という視点で切り口を作りながら、「君はほんとに最低限しかしないポンコツやね…」と大いに呆れていただき、
こんなポンコツでもイベント作れるなら、私にもできらぁ!!
と、地方活性のきっかけになるイベントを作る皆さまの背中を押せたらいいなと思います。
以下、TODOに沿って目次作っております。ご参考までに。
①企画書を書く(10/9の深夜)
イベントをするとき、何がなんでも企画書だけは絶対に必要です。
なので、企画書を書きます。
実施が11日後です。
最初から「出店募集のための企画書」の位置づけで必要最低限を書いてきめます。
こちら、ガチに企画書です。
企画書とはいえないかもしれませんが、企画書です!!(言い張る)
イベント専門の方からツッコミは多いでしょうが、ご容赦ください。
古物商の目線から気を付けた事を付記する方が役にたつかもしれないので書いておきます。
・DVDと模造品と象牙は規制をかける
古物市場ではまとめて商品を買うケースが多いため、海賊版DVDやブランド模造品が意図せず紛れ込んでいることがあります。
また象牙やはく製なども商取引の際には特別な免許が必要です。
古物取引をしていると、この3つの商材は一番面倒ごとが多い商材なので、ここはNGにさせていただきました。
今回仲間うちでのイベントなので、「まあ、持ってこないだろう」という信頼はしてるんだけど、一応書いとかなきゃ。
「これ混ざってたけど、売っちゃだめだよ」って言えなくなっちゃうもんね。
・古物免許の提示義務
古物免許は行商および競りの際に、
取引相手から提示を求められたらお見せする必要があります。古物イベントですと、主催の方がコピーを取って情報を保存されたりするのですが……
「持って来てね!」と、一応言っておきました。
特にそういう事例はありませんでしたが、一応ね。一応。
企画書を御覧いただいた方はピンときたかもしれません。
10日後になぜ決まったのか。
そう、足守メロン祭にぶら下がったイベントだったからだよ!!
②タイトルを決める(SNSウケを悩む)
この時点での私は、足守メロン祭りがどの程度の集客で、導線がどうなってるか、ガチの未知数で企画を立ててます。
足守メロン祭の集客にぶら下がる。
あまりにも博打すぎると思いませんか!
私はさすがに博打だと思いました!!
さすがの私でも、これは「博打だ」と理解する脳みそがありました!!
かといって、やると決めた以上はやる。
チラシの掲示を検討してみましたが…
私の体は9月末から希少資料本の通読と情報まとめに最優先で取り掛かっている最中でした。
(希少本だから情報を記録して早く売りに出したい)
阿呆な私は、出品よりも事務処理よりも優先タスクとして、この情報のまとめを最優先タスクにしていたので、途中て中止ができません。
なんせ、最優先にしなければ面倒になって途中でやめる未来が見えているからです。
なにがなんでも、今やり通さないといけないことでした。
このタスクよりも優先度をあげてチラシを配ることは性格上できない!
というわけで、いつもTwitterで遊んでくれてる皆さま方がRTしやすくなるレトロポップな名前を考えました。
「足守レトロマーケット」。
界隈の方に怒られるかもしれない…と思いつつ、名前をつける私です。
蚤の市を「レトロ市」「レトロマーケット」って表現する言葉が、どこか可愛くてポップで洒落てると思っていたので…!
岡山ふるものレトロ市とか、バッチリ可愛くてお洒落でいいネーミングだと思ったんだよね。
名前のポップさは大事!
とっつきやすい名前にするから「Twitterのフォロワー様方、RTしてくれ! あなた方が頼りなのです!!」という念を込めました。
感じ取って頂いたのか、多くのいいねとRTをいただけました。
いいねとRTしてくれた方が会場に来てくれるなんて、これっぽちも私は思ってません。ご安心ください。
芝居関係・イベント関係遠慮なくRTといいねは押してください。
昔のようにRTやいいねを押したら、DMでチケットを売られるなんていう経験はさせません!
いいねとRTを押すあなたは神様です。
なぜなら、その行動をきっかけに、イベントを知る人が増えるからです!
どうぞ、今後ともよしなに!!!
②土地を貸してくれる方へのご挨拶
土地を貸してくださる方への交渉は、地元で顔が利く方にお願いさせていただいていたので、主催としてご挨拶に伺いました。
お店の営業中だったのですが、ご挨拶に伺いたいと少し無理を聞いていただきました。
営業中にも関わらず、ご対応いただいた店主さんに大感謝…!
イベントにも快く許可をいただき、いよいよ最後のフェーズです。
③出店候補者にLINEを送りまくる
イベントが決まったとき、お誘いする人は決めてました。
なんせ10日間で作ったイベントです。
参加してくれたけど怒られたり、悲しまれたりしたら、私のハートは千々に乱れます。
ゆえに。
「しょうがねぇなぁ、力を貸してやろう」
と云ってくれそうな親しい同業者にアタックです!!
親しくしているうちに、だいたいの経営規模なども理解しているので
・個人店であること
・開催地から近いこと
・売上に高い期待を持たない人柄
を条件に踏まえて企画書と一緒にイベント概要をお伝えしました。
で!
最初に快諾いただけたのが「ポリゴン」さん!
↓ポリゴンさんWEBサイト
古物市場に通い始めた頃から、ポリゴンの店主さんは優しく接してくださってた方です!
私は演劇・ポリゴンの店主さんは楽器の演奏という、パフォーマンス系としての共通点があったので、古物以外のことでもお話ができる激渋お兄さん。
いろんな商品の取扱い方や流通のさせ方にヒントをたくさん与えてくださった、お世話になった先輩の一人です(>ω<*)
ありがたい…!
次も順調に決まるかもしれない!!
と思ったのもつかの間。
面白そうだと云って下さる方は多くいたのですが…
やはりスケジュールに無理があったり、
店の在庫がない状態(すげえ羨ましい)だったりで、
「また次回に!」という方が続出。
当然です。
私でも10日前に誘われたら、おそらく断わります。
露店用とネット用の商品は似ているようでまるで違う。
露店在庫仕入れには通常2週間程度かけるので、間に合わない…(´・ω・`)
という内情は鑑みつつも、諦める私ではないので。
市場に行ったときにLINEでお誘いした方には、追加で説明しておきました。
こういうのは断られるのが当たり前なんだから、
ダメ元で追撃かけるもんなんだよっ!
粘り腰で追撃をかけていきました所、開催前日の19日に追加の出展者さんが決定!
なんとか3店舗決まって、マーケットらしい感じになりそうです!
ほっとしたのもつかの間。
④当日の準備
おいらの店を作らねばなるまいよおおおおおお!!!
前述したとおり、私はネットと露店で在庫を切り分けています。
露店では手に取りやすい安価な商品を主戦場としており、3000円~300円の価格帯。
特に200~300円商品の複数まとめ買いが主力で、「陶器好きの人に大量の在庫の中から漁って楽しむ体験」の提供をレトロマーケット系における自分の立ち位置としています。
が。
今回は、3店舗。そして、レトロを演出せねばなるまい。
そのために必要な在庫は…
おおよそ300!!!
露店を出すとき用に昭和~明治の印判手やプリント小皿を常に100枚はストックしているのですが、それだけじゃ全然足りない。
倉庫でネット用に値段をつけてないレトロに分類できるものをゴリゴリ集めて値段をつけていきます。
もう売れるかどうかが心配…みたいなレベルじゃない。
兎に角値段をつけて数を集めるのが最優先!!
テスト販売の気持ちで、とにかく数と種類を集める。
レトロを私一人で作ってイベントの名分を守る!!
と意気込んでいたのですが…
ちくしょう!!
そんな器用なことができるほど、まだ実力がなかったぜ!!!!
⑤まとめ
振り返って思うのは…
私の実力不足半端ねぇ~~
という、当たり前にわかっていた結論でした。
とはいえ、初めて&広告なしの条件で開催したイベントとしては、
十分な成果を得ることができました。
いろんな方にお立ちより頂けたこと。
TwitterやInstagramを見て立ち寄って頂けた方がいらっしゃったこと。
参加者の方が笑顔で帰ってくださったこと。
それぞれの店舗で少しずつでも売上があがったことは私にとって喜びであるとともに安心材料の一つでした。
1000円の売り上げを作ることができれば。
育てていけば100万円のビジネスになる。
って、私は信じています。
この日1000円以上の売り上げが実際に立ちました。
そして、私が最低限しか行動をしてないことは記事を読んでくださったあなたにも、明らかにわかるでしょう。
つまり。
ここ、足守には可能性が眠ってます。
そして私には、今回使っていない
劇団で身に着けた、よくわからない謎の制作能力が残っています。
まだぶちこめるリソースも、スキルも残っています。
次の企画書を書いています
さあ、テストは終わりです。
ここでやれると足守のキーパーソン2人が立ち上がることになりました。
私は企画書を書き、TODOを切り分け、バックオフィスを務めます。
新しい祭りの息吹が芽生えようとしています。
決まったら今度は、岡山全域をターゲットに広報がんばるねー!
皆よろしくねー!!!
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