新卒の給料がどこも一緒な話 【あたりまえだけどあたりまえじゃないはなし01】

「新卒の給料ってなんでどこも一緒じゃね?」

ふと疑問に思った。

疑問に思ったことはないだろうか。

自分なりの結論が出た。
から、書き留めていく。
自分の年収に不満がある人は怪しい情報商材に手を出す前に一度考えてみてほしい。

結論をここで書くべきだが
これはエッセイなので
少し焦らすパターンでいこうと思う。

日本人の年収の話

日本人の平均年収は436万円(令和元年)。
直近10年ぐらいを見てみても大差は無い。

月で割ると、36万円。
ボーナスが半年分(120万円ぐらい)貰えるとして計算すると、
26万円ほど。

だがしかし、給料が多い企業として有名なキーエンスは
年収2111万円。
※ランキング1位はM&Aキャピタルパートナーズで3109万円
(2021年現在)

平均年収の約5倍。

日本人の平均年収を上回っている上場企業は調べた限り3386/3737社。
上場企業の約91%は日本人の平均年収を上回っているのだ。
しかもトップ企業は2倍も3倍も上回っている。
上場企業していない会社も山ほどあるが436万円を超える企業だって無いわけじゃない。

これがどれだけ深刻なのか。

日本企業の年収を学校のテストで考えてみてほしい。
クラスの平均が60点だが、優秀な生徒は100点ではなく
200点とか300点とかとっているのである。

そもそも、クラスの平均点が50点を下回らないと
平均点の2倍の点数をとることができない。

じゃあ平均点がそれだけ低いのではないのか?
という意見があがるかもしれないが
世界的にみて日本のテストの平均点がめちゃめちゃ低いということは考えづらい。

もともと大事なのは中央値で
平均点ってのは体感だと中の下ぐらいの数値になるって聞いたことあるけどそれにしても差が凄まじい。

まあ今回は会社単位で頭を回しているので
人数で考えると妥当な数字ではあるのかもしれないが。。。

それにしても…
キーエンス入りたぃ…


日本人の新卒給料の話

ながったらしい前置きはさておき、本題に入ろう。

とりあえず言いたかったのは
「会社によって給料が全然違うぜくそう!」
ってことでそれだけ分かれば最高。

だがしかし、ここで最初の疑問が生まれる。

「新卒の給料ってどこも同じじゃね?」

、、、。

いやいやさすがに年収5倍も違うんやで、頭抜けてるやろ。

検索:キーエンス 初任給
結果:・学部卒 月給20.5万円、予測年収319万円/修士・博士卒 月給22.5万円 、予測年収351万円

!?!?!?!?!?!?!?!?

思っていた以上に差がなくて腰が抜けた。
腰が抜けたどころの騒ぎではない。

ボーナスに関しては非公開なのでこれより高い可能性は大いにあるが、
それを鑑みても、下手すりゃ石投げればあたりそうな企業の方が多く出してる可能性だってある。

まあ平均年収が嘘を付いていなければ
その分勤続年数に応じての上がり幅がえぐいことの証明でもあるし、
年収だけでなく福利厚生や働きやすさみたいなところを考えると
やっぱり大企業最高だ。

くそぅ…
キーエンス入りてぇ…

労働の価値の話

やっとここで本題に入る

なんで、新卒の給料はどこも一緒なのか。

それは…

「労働を価値ではなく時間でしか売れない」

からだと定義する。

労働とは価値を提供した対価としてお金をもらっている。

ということを一度は聞いたことがあるだろう。

つまり、
年収=自分の(社会に提供できる)価値
なのだ。

お金がすべてだなんて言うのは嫌な話だが
「労働」にフォーカスをあてるならお金の話から逃げることはできない。

すなわち、
新卒の人はどこの会社に勤めようが
価値ではなく時間を提供することしかできない。

そこから時間→価値に変換できる者のみ給料が上がる。
会社はそれを認めやすい環境を整えているだけで
別に価値が提供できるなら
独立して、企業するもよし。
フリーランスになるもよし。

これは本質である。
なぜなら社会が証明しているから。


「給料が高い職業ってなんやろ?」

と考えた際にまず上がるのは医者とか弁護士とか。

なんで高いって医者とか弁護士になるには国家試験に合格が必要条件だからである。

すなわち、希少性が高い。

希少性が高いってことは
その分価値を提供できる人数が少ない。

必然的にその人の価値はあがる。

何かと話題が集まるYouTuberだってそうだ。

安定しないとか、
社会的に認められてないとか、
色々叩かれてるが一度考えてみてほしい。

天下のgoogleがお金を出しているのだ。
天下のgoogleが価値を見定めれないことがあるだろうか。

いや、ない。
反語。

つまりYouTuberはそれだけ価値を提供できている。
だから必然的に貰えるお金も大きくなる。


誰だって自分なりに仕事を頑張っている。

めちゃめちゃ頑張っている。

でも、

給料は上がらない。

それだけの価値しか提供できないのだ。
悲しいけど。

仕事は頑張るのではなくて、価値を提供するしかない。



価値を提供するってなんなんだろう?

難しいので今度考えることにする。

あぁ、
キーエンス入りてぇ…

ーおしりー



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