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リーダーとして感じる、ストーリーテリングの力

正直なところ、ずっと「語らずして結果を出す」のが一番かっこいいと思っていたところがあります。でも、リーダー職として日々チームやクライアントと向き合う中で、ただ事実を伝えるだけではなく、ストーリーとして「語る」ことが実はとても大事だと感じるようになっています。かのMITでも、アナリティクスの力をきちんと発揮させるためにはストーリーテリングが欠かせないと述べています(MIT Sloanの記事)。

実際にマネジメントの現場では、データやアナリティクスを正確に示したとしても、結局のところ相手には「ストーリー」としての印象が強く残ることが多いです。つまり、ストーリーテリングがうまくないと、せっかくの正確なアナリティクスも正確には伝わらず、誤解されたり、インパクトを持たせられなかったりすることがあったり…。このように、ストーリーがどう語られるかが、データの理解や受け取り方を大きく左右することを日々感じています。

クライアントともチームとも、コミュニケーションにおいては、ただのアナリティクスやファクトだけでなくそれをどうパッケージングして良いストーリーにして届けるかというストーリーテリングスキルが、シニアな役職になればなるほど重要になってくると感じています。受け手にとって分かりやすく、かつ共感を持ってもらえるストーリーにすることで、データの持つ意義や価値がしっかりと伝わるのです。

だから、だれも見ていない片隅で、自分のストーリーテリングの練習も兼ねて、文章を書いてみようと思います。

*データ・アナリティクスとストーリーテリングの関連性についてより深く学びたい方には、NY大学のProfessor Damodaranの"Narrative and Numbers: The Values of Stories in Business"をお勧めします。ビジネスにおけるストーリーテリングの重要性をバリュエーションについて語っているこちらの本は、より投資局面ですが実践的な内容です
日本語版)企業に何十億ドルものバリュエーションが付く理由 ──企業価値評価における定性分析と定量分析

“A good valuation cannot just be about numbers, and it can’t just be a fairy tale,” Professor Damodaran
最後に、著者のこの言葉を添えておきます。

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