(ライフ)出世する女には、”アレ”がついてる。下級ワーママの私。
おはようございます。
今日は、ワーママ内格差について、日ごろ感じていることを書きたいと思います。
「上級ワーママ」の定義
正直、世の中には上級ワーママと中級ワーママ、下級ワーママがいると思っています。
私はもちろん下級のワーママです。下級になると、ブラック産業で奴隷のような生活を覚悟しなければなりません。
それは、日本という、そもそも働く女性の環境がサバイバルなジェンダー指数低すぎる男尊女卑社会において、どう資源を活用して生き残るか、という戦略の違いです。
それによって出世できる・できないの結果も変わってきます。
結論から申し上げますと、「上級ワーママ」には必ず実家の親、義理の親、親戚など「親族によるサポート」が厚くあります。
出世した女性の話を聞くと、「お、お、お前もか・・・(パタリ)」と思うほど、この親族サポートが裏にあったりします。
子どもを「鍵っ子」にする(今、都会では普通だと思いますが)心配がなかったり、学童に行かせる必要も、病児保育も、突然の休校も夏休みも、無敵のスーパーマリオな上級ワーママです。
何なら、親族に送り迎え、食事の準備、掃除までやってもらっている上級かつ貴族ワーママまで存在しそうです。
育児の悩みの8割は抱えずに済むのが「親族サポート」のある、上級ワーママ。
加えて、ヘルパーやベビーシッターなどの有料サポートもあれば、ばっちりでしょう。
ちなみに海外アジア圏在住のうちは、住み込みのフルタイムヘルパー2人で私自身も「上級貴族ワーママ」だったことがあります。
ええ、いい時代でした。でも、とても遠い昔です。(遠い目)
日本に帰国した瞬間に、「下級ワーママ」に脱落した日のことはよくよく覚えています。
人は、都落ちのように、没落したときの記憶はなかなか消えないのです。
日本でヘルパーを雇うには最低賃金30万円、外国人か経営者のみだった記憶があります。そんなもん使えるか!!
「中級ワーママ」の生活
中級ワーママに親族ヘルプはたまにしか、ありません。その意味ではヘルプは下級すれすれです。
中級ワーママは、秘伝の親族ヘルプがフルではない代わりに、ゆるく働いていることが多いです。
自分と夫で何とか回せる範囲のことしかやらず、最低限の家事や育児の外注です。友人との関係が良好だったりもするため、上級に近いケースもあります。
正直、「頭のいい人たち」や「できるワーママ」が中級ワーママであることが多いです。
疲れ切ってもおらず、そこそこ楽しそうに友達と協力しながら、うまく外注して日々を回しています。
私のイメージでは都会のワーママの6割程度がこのカテゴリ。
一番幸福度も、自由度も高いと思います。親族に気を遣う必要もなく、いざとなったら自由に外注もできたりする。
仕事もそこまでバリバリやらない。時短も上等。
社畜度合いも低いタイプですね。メーカー、IT、公務員、など事務系だったり、サービス業だったりまともなお仕事の方が多いイメージ。
そして私のような「下級ワーママ」
下級ワーママの定義は簡単です。
社畜として死ぬほど時間を拘束されながら会社で働かされているかどうか、そして親族ヘルプや家事育児の外注オプションがあるかないか、です。
正直、男尊女卑の国日本においては、育児も家事も結局女性ですので、会社にも搾取され、ヘルプもなく、常にへとへとで、夜もコールが続き、往々にして人格が異常になっているか、とてつもなく優秀でも私生活が終わっているか、精神を病んでいるかのいずれかです。
子どもと接する時間も頑張って確保しようとしますが、とにかく仕事で拘束時間が長く、バリバリ求められても求められなくても働くため、極端に低か高技能職が多いと思います。
産休後もすぐ復帰。
一日で自分の時間を15分確保できたら、幸せになれる、なんとも幸せが簡単に手に入ってしまう、そんなデフォルト不幸な、下級ワーママです。
見た目はちょっと疲れ気味であることが多く、両親が近くに住んでいたりする「上級ワーママ」を羨ましく思っています。
「中級ワーママ」になろうかと思うこともありますが、どうしてもプライドやお金などもろもろの事情で妥協ができず、今日も朝から晩まで突っ走ります。
けっこうこういう人たちが「スーパーウーマン」と呼ばれたりもしますが、完全な間違いです。
親ヘルプのある余裕もあって美しくもいられる「上級ワーママ」が「スーパーウーマン」であり、下級ワーママは頑張っても特に時間をコミットして出世するわけでもありませんし、髪は最初から振り乱すものです。
余裕が無さすぎ、「忙しい」と愚痴が口癖のため、友達も離れていったりします。
アル中になる下級ママも多いです。ひたすら時間がなく、手におえない育児について悩みます。
みなさんは「中級以上」を目指しましょう。
ということで、カテゴリ別に紹介してみました。
皆さんは、ぜひ中か上を目指してください。
でも、私が心の中で思っているのは、「下級ワーママでも楽に生きられる社会の実現」です。
香港やシンガポールではヘルパーという強い味方がお金で雇えるのに、日本では高い時給でろくに使えないヘルパー。
そのかわりに親族サポートありなしで、如実に現れるワーママ間格差。
地域サポートとか、高すぎる民間ヘルパーに代わって、フルタイムヘルパーや時給1200円くらいで雇えるヘルパーがいてほしい。
他のアジア先進国ではできるオプションなのに、日本にはありません。
日本では、両親の住んでいる場所や健康状態で、下級ワーママは下級ワーママであり続けるわけです。
そのくせ、家事育児もオーバースペックを求められ、少子化だーと関係ない輩がギャーピー騒ぎ、意味不明な政策を打ってくる。
みんな、いったん、冷静になってください。
この「ワーママ間格差」を解消し、下流ワーママがブラック産業ではない世界を目指したら、きっと下流になってしまうシングルマザーも含めて、けっこう幸福度は上がると思いますよ。
いつか上級ワーママになりたい、社畜ワーママのつぶやきでした。