(ライフ)沖縄の人は、日本全国「海は真っ青」だと思っている。
おはようございます。
この間沖縄に短期間だけ滞在する機会があり、タクシードライバーと会話していると、面白いことを言っていました。
「沖縄しか知らなかったからね」
「海は日本中どこでも真っ青で白い砂浜かと思っていたよ」
「東京に言ったら海が真っ黒さ。びっくりしたね」
さらに続きます。
「東京に住んだこともあるけど、家の中で少し大きい声で話すと隣りの家から怒られるんだよ。」
「沖縄だったら『昨日はずいぶん元気だったね』で終わるところさ」
「たまらなくなって沖縄に帰ってきたね」
たったこれだけ、1分程度の会話なのですが、私はとてつもなく、衝撃を受けました。
なるほど、嫌なら「黒い海」を我慢しなくてもいいんだ!
暮らしにくいなら、「狭い箱の中での他人社会」を我慢しなくてもいいんだ!
島時間で生きている人も(当たり前だけど)存在するんだ!
普段鬼のように働くワーママとして、「島時間」を過ごす多くの人々との出会いは単純に衝撃でした。
豊かな海を知っているので、それ以下の生活(黒い海)を知らなかったのです。
豊かな人間社会に行きているので、それ以下の生活(苦情を言う隣人)を知らなかったのです。
タクシードライバーが楽しいかどうかは分かりませんし、経済的にその方がどうなのか分かりませんが、始終上機嫌でお話をしており、のんびりと幸せそうに見えました。
なぜ衝撃なのかというと、アフリカなどわざわざ別大陸に行かなくても、飛行機で3時間の場所に「まったく違う、本当に豊かな暮らし」が存在しているらしいと、改めて感じたからです。
確かに会う人会う人、なぜだかとっても親切な沖縄。
梅雨が明けたね!
木の上にクジャクがいたんだよ!
花が咲いたね!
星が綺麗だね!
いっつもこんなに暑いんだよ。これからずっと夏だね!
というような会話をしながら、
毎日とてつもなく美しい海が見せる表情の数々を楽しんでいる生活が日本には、あるのです。
都心にきゅうきゅうと暮らす社畜ワーママからすると、信じられないような「上質な世界」で目がくらくらしました。
月明りに照らされた海と波の音はいつまでも見て聴いていたいな・・・と思いました。
無理して10年間、育児期間含めてがむしゃらに15年間働いてきましたが、本当は自分はこういう性格じゃなかったなー、と40歳目前になって気づいてしまいました。
島時間のほうが体に合っているようで、沖縄から帰宅後に出勤すると、体が思うように動かず、普段はしないようなミスを連発しました。
大学の卒業旅行は一人で波照間島に行き、もともとのんびり性格だったのですが、何を間違えてか金融に入ってしまい、そこから「黒い海」と「すぐ怒る知らない隣人」に当然のように囲まれて、好きでもない都心で過ごしてきました。
もともと海が大好きで、島国や海のあるところに海外でも住む縁がありながらも、今となっては満員電車とオフィスの往復が人生です。
我慢せず、黒い海にも、知らない人にも囲まれない、という選択肢もあるのだ!
と、重大なことに気が付きました。
自分で自分に枠をはめていただけなんだな。
本当にこの1分の会話から多くを学んだのです。
沖縄のタクシードライバーのおじちゃん、ありがとうございます!
勝間和代さんの新著にもあった通り、40歳前はキャリアの分岐点。よく考えて、これからのキャリアの選択したいと思います。
さっさとFIREして、絵でも描きながら、ダイビングでもシュノーケリングでもしながら島時間を暮らせる日を心待ちにしたいと思います。
たまに、東京にいながら「島時間」、余裕があったらやってみようかな。
とりとめのない内容になってしまいましたが、皆さまの参考になれば幸いです。
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