#34 どんな支払い方法がいいか? 賽銭と香典の違いからの考察

支払いの例として、赤ちゃんが生まれて神社に行って支払う玉串料と、人がなくなってお寺に行ってお香典を支払う場合に対してどんな感じ方の違いがあるかを考えてみる。(額は同じ1万円)

神社の場合は、赤ちゃんが生まれて、その子が幸せになって、良い人生を送れるように未来に願いを込めて1万円を払う。
お寺の場合はその人がなくなって、過ごした時間や感謝の気持ちなど、過去の感謝に対して1万円を支払う。

どちらも形が無い願いや、思いに対して支払うことは変わりがないが、未来に対して支払うか、過去に対して支払うかで感覚が違うのがわかる。どちらも支払う金額は同じだが、未来に対して支払うお金の方が何となく気分がいいのは私だけだろうか?

世の中のサービスや商品も時間で支払い方法は色々な方法があるが、サービスの価値によって、下記の分類で支払い方法を決めると、お客様と社会がよくなっていくと思う。

 ①使うほどに幸福度が上がるもの:サブスク
  読書、映画、飲み放題(2hr)
 ②節約すればするほど良いもの :月額後払い
  電気、ガス、水道
 ③所有、体験する喜びがあるもの:都度払い
  車、洋服、遊園地
 ④未来の結果に支払うもの   :一括前払い
  ダイエットジム、ゴルフスクール

スマホの通信料は数年前までは通信料で制限をかけていたが、今はサブスクに近い感覚になっている。使えば使うほど人が幸せになるかは微妙だが、お酒やスマホの様に原価が低く中毒性のあるものも①のサービスが向いているかもしれない。

サービスを提供する側としてはお客様に何を提供するかで支払い方法が変わってくるが、①のように使えば使うほどに幸福度が上がるものを提供する事が、継続率は一番いいと思う。

結局、ビジネスにおいてはお客様、社会に価値のあるものを提供しなければいけないことは変わらないが、支払い方法によって、受け取る側の気持ちが変わってくることを知っておく必要があると思う。


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