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新解釈・もののけ姫

ジブリ映画の一つ『もののけ姫』

時に生々しく時に神秘的な描写を通して、生きることの重さと素晴らしさを訴えている名作である。

登場するキャラクターも、それぞれに信念や思惑、存在意義があり、非常に見ごたえがある。


というのは、言わずもがな。今更、僕が説明するまでもないだろう。

ちなみに、僕のアカウントのトップ画像や自己紹介noteと「我が名はアシタカ! 」は無関係であることを先にお伝えしておく。


『もののけ姫』といえば、米良美一の歌う主題歌も有名である。

透き通る声は、まるで本物の森の精であるかのような美しさ。メロディの壮大な世界観と調和したそれは、荒んだ心を洗い流してくれる。


主題歌が素晴らしい楽曲であることはもはや一般常識なのだが、僕はこの『もののけ姫』の解釈を誤っていた。

公開当時、僕はまだ小学校低学年。この曲の意味など、ろくすっぽ理解できていなかったのだろう。

何の話かというと、歌い出しの部分。


はりつめた弓の ふるえるつる

もののーけーたちーだけー


キリキリと弓を引き、矢が発射されるまでの緊迫した一瞬。

弓を引いているのはアシタカだろうか、鬱蒼と茂った森の中にいるのだろうか、などとイメージが膨らむ。


しかし、アルロン少年の脳内は、また違った光景を描いていた。

それがこちら。


ふるえております


はりつめた弓の ふるえる

お前に鶴が救えるか


はりつめた弓の先に、ふるえる鶴。

つる。

ツル。

TSURU。


あー、つるなんて小学生にはわからんよねー。そりゃバードの方だと思うよねー。


・・・


同じような勘違いしていた人、いない?


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