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自分の「笑い」を形成するもの【#自分語りは楽しいぞ】

お笑いの賞レースを観ることがある。当然ながら、優勝者が必ずしも自分の好みに合ったものとは限らない。結局のところ、こういうのって審査員の好みだよなぁと思う。

じゃあ自分の好みってなんだろう? 自分が「面白い(funnyの方)」と思うものって、なにがあるんだろう? 意外とわかっていないのではないか。

コメディ系物書きの端くれとして、自分のお笑いセンスの源というか、「なにが自分の中のお笑い要素を形作っているのか」について考えてみる。



1.「芸能人」から考える。

お笑いは割と好きだと思う。ただ、自分のことを棚に上げて辛口評価をしがちなので、いわゆる「お笑いにうるさい」人種と自覚している。わーわー!

好きなお笑いタレントを述べていくとキリがないので割愛するが、笑いに大切なのはツッコミだと思っている。どんなにボケ倒しても、ツッコミが悪ければ笑いの力は半減する。

というわけで、個人的にツッコミが上手だと思うお笑いタレントを挙げていく。

  • 上田晋也(くりぃむしちゅー)

  • 小峠英二(バイきんぐ)

  • 後藤輝基(フットボールアワー)

  • 澤部佑(ハライチ)

  • サンドウィッチマン

  • 千鳥

(五十音順)

基本的に勢いだけのツッコミが好きではない。むやみやたらに叫ぶようなツッコミは、雑に思えてしまう。上記の人たちの中にも叫ぶ系のツッコミをする人はいるが、出しどころが上手いと思う。

あと、司会をしている人が多い気がする。司会は、話を振ったり掘り下げたりするので、「自分が自分が」の人には務まらない。そういう部分にもお笑い力の高さを感じているのかもしれない。


そして、僕は大好きなKinKi Kidsからも笑いを学んだ。「堂本兄弟」や「KinKi Kidsのブンブブーン」といった番組での彼ら二人は、非常にゆるい雰囲気であり、そのゆるさから来る面白さがあった。

ライブMCも、むしろそれがメインなのではないかと思うくらい面白く、そして長い(褒めてる)。

そんなわけで、僕の中でのKinKi Kidsの二人は「かっこいいアーティスト」であると同時に「関西のおもろい兄ちゃんたち」でもあるのだ。


2.「漫画」から考える。

笑いの要素として、非常に参考にしている漫画がある。
それも、二つ。

一つは、篠原健太先生の「SKET DANCE」。

学園ドタバタコメディ系のジャンプ漫画だ。シリアスな話や感動するシーンもたくさんあるのだが、日常のやりとりがすごく面白い。ちなみに全巻持ってる。

メイン3人(ボッスン、ヒメコ、スイッチ)の笑い的な立ち位置が

  • ボッスン:ボケもツッコミもする

  • ヒメコ:基本ツッコミ

  • スイッチ:基本ボケ

となっていて、これがいい塩梅で回る。
(物書きのくせに)うまく説明できないのが歯がゆいが、じわじわ来るお笑い力が魅力的な漫画と言える。


もう一つが、彩花みん先生の「赤ずきんチャチャ」

姉が好きで読んでいた、りぼん漫画だ。姉が全巻持っていて、何年か前に譲ってもらったのだが、紛失してしまった。

こちらも学園要素があり、主人公・チャチャを含め魔法使いが数多く出てくるので、一層ハチャメチャ度が高い。それでいて、無理なく笑いを届けてくれるのだからすごい。

オノマトペや絶妙な言葉遊びがクセになる、「これほんとに少女漫画か?(褒め言葉)」と思えるくらいとても好きな作品。


3.「ゲーム」から考える。

お笑いのゲームというものは、僕の知る限りでは存在しない。
が、「逆転裁判」シリーズは、主にネーミングで参考にしている。

特筆すべきは、木住きずみ べんという腹話術師とその人形・リロのコンビ「ベンとリロ」。これは、英語で腹話術のことを「ventriloquism(ベントリロキズム)」と呼ぶため、

ベントリロキズム→ベンとリロ木住

となったらしい。
ものすごくこだわりのある、素晴らしいネーミングだと思う(ちなみに、自分の創作でも利用させてもらった)。

「ソーシャリー・ヒットマン」シリーズ根来内ねらいうち だんといった由来に沿ったネーミングは、間違いなく「逆転裁判」シリーズの影響である。



昔は「面白くない」の代名詞だった僕だが、ありがたいことに「(特にnoteが)面白い」と言っていただける機会が増えた。
それは、「面白くない」と言われた悔しさをバネに、自分なりにお笑いを研究してきた結果かもしれない。

これからも、くだらなくてしょーもない、でも少しは笑える文章を書いていく所存である。
読んでくれる、すべての人のために。


ただし、「なんか面白いこと言って」などとほざきやがる輩、てめーはダメだ。




本記事は、みくまゆ姐さんこと【みくまゆたん】さんの企画【#自分語りは楽しいぞ】の応募記事です(なんかクレヨンしんちゃんのタイトルみたいだ)。

「自分語り」って、意識するとなかなか書けなくてですね。じゃあどうしようかと考えたとき、「一応コメディ系の物書きとしてやっているけれど、自分はどんなものをお笑いとして取り入れているんだろう?」という疑問にたどり着きました。

みくまゆ姐さん、素敵な企画をありがとうございました!




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アルロン
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