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過去の傷が「完了」していないと、現在のパートナーシップでこじらせる

【初めての方へ】ご挨拶とご案内

【執着手放し記事】当note人気1位です

【親密感への怖れ(回避性)を癒やす記事】

【無価値感/自己否定と向きあう記事】

【Ryutaの心理学ラジオ(Voicy)】


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【ご感想ここから】


送信者:雪だるまさん


Ryutaさん先日はお返事ありがとうございました。



記事で指摘されたことではっとした部分がありました。

父親との関係についてです。

父は私が小学生の時に独立し、高校生になる頃まで仕事が忙しく週末にならないと帰ってこないことがほとんどでした。

その間ずっと母と二人で寂しかった記憶もありますし、思春期の頃は母への反抗が酷かったので緩衝剤になってくれる父が仕事で家にいないことを辛く思ったこともありました。

また、祖母は父の悪口をよく言う人だったのですが、その度に私は酷く傷ついていました。

『どうして自分の父親をそんな風に悪く言われなきゃいけないのだろう』
『母もどうして父を庇わないのだろう』
そんな風に思っていた気がします。

私は父に否定された記憶が殆どありません。

進学や就職のことで母と揉めた時も、父は自分の思うようにしたらいい、と言ってくれていましたし未だに仕事や生き方について私を理解してくれるとしたら母ではなく父だろうな、という気もしています。

もう祖母はいませんが、味方である父を悪く言われたことで未だに祖母に対してはわだかまりもあります。

若いときにもっと父と話したかった、分かってほしかったという気持ちがあるのかもしれません。

また、彼は彼の息子ととても仲がよくそれを羨ましいと思ったことが何度もありました。

私も同じように受け入れられたい、理解してほしいと求めていたんだと思います。

インナーチャイルドワークで自分を癒やしていきたいです。



【ここまで】



前回の記事では雪だるまさんが彼の友人関係に感じている嫉妬と、その根底にある深い寂しさの可能性についてお話しました。



そして、その深い寂しさの原体験として「もしかしたら親子関係がなにか影響を与えてるのかもねー」という仮説を立てさせていただきましたが、図星ということでお間違いないでしょうか!(何でも自分の手柄にしていくスタイル)

雪だるまさんからは過去、「母親との関係」「祖母との関係」というご相談はいただいてきましたが、「父親との関係」についてはノータッチでしたよね。

でもやっぱり、ノータッチなところにこそ傷が隠れてるというのはよくあることでして、お父さんとの関係や、お父さんとの関係で感じ続けてきた「寂しさ」は、現在彼に対して感じる嫉妬(寂しさ)に通底するものがありそうですよね。

前回もゲシュタルト療法の「アンフィニッシュド・ビジネス」の考え方をお話しましたが、雪だるまさんにとってお父さんとの関係で感じ続けてきた「寂しさ」はまだ終了(フィニッシュ)していないのでしょう。



要は雪だるまさんのインナーチャイルドが寂しさで傷ついて悲しんでいるということでして、そこを解決していないからこそ、彼に対して父親や、あるいは母親を投影し続けてしまうんですね。そして彼の友人付き合いなどに対して、感じたくもないネガティブ感情を感じてしまうわけです。



ーーもっと父と話したかった、分かってほしかったという気持ちがあるのかもしれません。ーー



この深い想いが癒されずに、いつまでもいつまでも雪だるまさんの中にあるということなんですね。

雪だるまさんがお父さんに感じ続けている寂しさ、雪だるまさんがお父さんに感じ続けている「わかってほしい」という気持ち、そこをインナーチャイルドワークなどを通してやり切っていく、完了させていく、癒していくという考え方が、ひとつ重要な方向性になるのかなと思います。



ーーインナーチャイルドワークで自分を癒やしていきたいです。ーー



ということでリクエストもいただきましたので、現在「インナーチャイルドを癒やす」をテーマにした記事を執筆中です。

おそらく2月頭には公開できると思います。

けっこう大きめな記事になる予定でして、長編を書くのは「解毒ワーク記事」以来になるかと思うのですが、久しぶりの長編ということで私自身もワクワクしております。


親子関係やきょうだいとの関係で傷ついてきたり、過去の経験が癒えてない人や、「アンフィニッシュド・ビジネス」が原因で苦しんでいる当noteの読者さんはとても多いと思います。

過去の傷が残ったままですと、雪だるまさんの事例のように、現在のパートナーシップですとか人間関係ですとか親子関係にもかなりの影響を及ぼしてきます。
雪だるまさんのように「投影」に苦しむこともありますし、あるいはあまりにも自己否定が強くなってしまったり、無価値感が強くなってしまったりなどもあります。要は生きにくくなってしまうんですね。

インナーチャイルドの考え方は心理カウンセリング(特に精神分析系)では当たり前のこととされていまして、多くのカウンセラー・心理療法家が取り入れている考え方であり、手法です。それだけに文献やエビデンスもたくさんありまして信頼できます。


「インナーチャイルドの癒し」記事では、そんなインナーチャイルド解放の考え方やワークを初心者の方でも分かりやすく、またRyuta節も交えながら面白くお伝えする予定です。

雪だるまさんはもちろん、「過去の傷が私を苦しめてるなー」という自覚がある全ての人に手にとって読んでもらいたいです。

2月頭に公開予定です。現在執筆中ですので、公開までもう少々お待ちください!





■過去、雪だるまさんにお答えした記事■

【サロンコラム】自分と向き合った結果、彼に対する行動や態度が自分でも驚くほど変化しました|Ryuta

【ご感想】彼とのことで気づきを与えてくれてありがとうございました|Ryuta (note.com)

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【サロンコラム】既婚彼との色々なことで「抑圧・我慢と諦める・期待しないこと」の境界線がわからなくなってしまいました|Ryuta (note.com)

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