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【サロンコラム】自立系女子と焦りの感情

「焦りやすさ」は自立系女子や自立系依存型女子の意外な特徴のひとつでして、これにも心の傷が関わっていることが多いです。


改めて考えてみると、色々な「焦りやすさ」があると思います。


仕事における焦りやすさもあるでしょう。(納期など)

プライベートにおける焦りやすさもあるでしょう。(旅行先でのトラブルなど)

人間関係における焦りやすさもあるでしょう。(友人知人からどう思われてるかなど)


でもやっぱり自立系女子にとってもっとも身近かつ、「焦り」がネガティブな方向に働きやすいのはパートナーシップとか恋愛だと思います。


「焦り」が直接的な原因になってパートナーシップを崩壊させるということはあまりありませんが、パートナーシップが崩れていってしまう遠因にはなっていることが少なくありません。

例えば、不安になりすぎてこじらせて彼をあれこれ束縛しようとしたり、不機嫌になってみたりして「彼を疲れさせてしまった」というのは自立系依存型女子各位にとってはもう「あるあるofあるある」な破局原因ですが、そのさらに原因となっているのは「焦り」だったりします。

「恋愛が上手くいかないのではないか」という焦りがあるから不安になるし、
「嫌われたらどうしよう」という不安があるからその不安をカバーしようとしてあらゆる「こじらせ」が生まれますよね。

「こうなったらどうしよう」「ああなったらどうしよう」「こんな最悪な事状況になったらどうしよう」と無意識に不安になってしまうのは、「焦り」というこれまた無意識的な心理があるからなんです。(もちろん、不安と焦りは分化しているものではなく混ざり合っていることも多いです。)



一般的に焦りやすいのは、「完璧主義」や「白黒思考」が強い人です。

自分のなかにある、パートナーシップにおける「こうあるべき」という像。

現状の一部がその「完璧な像」とそぐわないというだけで、「もうダメなんだ」「もう終わりなんだ」「もうこの関係は破綻したんだ」という白黒思考になってしまう人ほど、同時に焦りやすい心理があります。



例えば、優しくて誠実で高身長で優秀な彼がいたとして、一般的にみればめちゃくちゃ「優良物件」に見えるけど、何かひとつ欠点があったら(例えば優秀なぶん、仕事が忙しくて彼女を後回しにしがち)、つい反射的にそこにばかり目が向いてしまって、「これじゃ理想的ではない」「これじゃダメだ」「絶対に幸せになれない」という風に感じてしまう。

これは、完璧主義あるいは白黒思考的な考え方だと言えますよね。

「100点以外許せない」「100点未満は0点」「些細な欠点があると関係を切りたくなってしまう」という考え方です。

このような完璧主義や白黒思考の考え方があると、そもそも「完璧」「100点」以外は許せないという観念があるため、上の例で言えば、「彼の欠点探し」を無意識的にしてしまい、焦りも生じやすくなります。

「彼は今のところ欠点はないけど交際初期で猫を被っているだけかもしれない」「完璧な彼ほどモラハラだとXで見たけど、彼がそれに当てはまってるかもしれない」「完璧すぎるということは浮気をするかもしれない」という風に、完璧主義であればあるほど、白黒思考であればあるほど、相手の中に欠点を見出そうとします。焦りから、相手のNGな点を是が非でも見つけ出そうとしてしまいます。

人間、長所を裏返せば短所になりえます。よって、どんなに完璧に見える彼であったとしても焦って「ダメなところ探し」をしようとすれば、確実にいくつもの欠点が見つかります。

欠点が見つかれば焦ることになります。「やっぱり私には理想的な恋愛はできないんだ」と自己否定のような感情とともに焦りが生まれます。

そんな焦りはやがて不安となり、不安は「こじらせ」へと転化していくでしょう…



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