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VCP for TOKYO Tourism~TOKYOとインバウンド~【Day 3】

3日目の講義はインバウンドが期待する"TOKYO"
今回も学んだことや気づきをまとめていこうと思います。
回を重ねるごとに同じ受講者の方とも仲が深まっていく気がします。毎回のワークショップや休憩中の会話などでいろんな方が集まっているな〜と改めて思います。

3日目の講師の方は「メズム東京、オートグラフ コレクション」の生沼久総支配人。見た目からオーラがとても出ていて何だか凄そうな人だと感じました。今回も服装からオーラでてました。ホテルのコンセプトなどを聞いていくとこのオーラはそういうことかと納得がいきました。


Be inspired, unlock your creativity.

まずはmesmさんのコンセプトムービーを視聴。
本当にホテルの宣伝PRかな?と思うくらいスタイリッシュ。
ホテルの滞在を通じて五感を刺激され自分自身を覚醒し創作活動などに広げてほしい?という感じかなと思いました。どう感じるかはおそらく自分次第になると思います。
このムービーから思ったことはここのホテルでの滞在はただの泊まる施設ではなく、自分自身を刺激する体験のなのかと思います。
名前にもオートグラフコレクション、"ホテル"と記載しないところからも想像できます。また、名前のmesmはmesmerize=魔法をかける、誘惑するという単語から来ているそうです。名前の由来からも想像を掻き立てられますね。

TOKYO WAVES

4つの柱となるコンセプトについても説明がありました。
このコンセプトがメズム東京をブランディングしていく上で大切だと感じました。簡単に説明していましたがものすごく細かくかつわかりやすくデザインされていました。

・ロケーション
東京でありながら目の前には浜離宮と水辺が広がっている都心で自然が豊富な場所。都市と自然の対比を感じられる場所のようにも思います。

・おもてなし
スタッフはタレントをと呼び、働くタレントが様々な宿泊中の対応をワンストップかつシームレスにできる組織になっています。このサービスチームを「スターサービス」と呼ぶそうです。実際に長期で泊まると前日はフロントにいた方がレストランで接客をしていたりするそうです。ここからお客様もここにもいるんですね!と反応があり初見ではないのでどこか親近感が湧き、少し安心感もでたり、会話が生まれることもあるのかなと感じました。

・モードスタイル 「東京モード」
ユニフォームにはヨウジヤマモト社のブランドとコラボでオリジナルで制作したそうです。体格や性別にとらわれないジェンダーレスにとらわれない服装になっており、とてもスタイリッシュ。Exactly like Nothing Else=唯一無二のスタイルになっています。

・インスピレーション
館内を劇場のような空間に例え、レストランの食事からは食べること視覚から創造力を掻き立たられたり、ロビーの空間にあるピアノの音楽を聴いたりし五感を刺激される滞在ができるような仕掛けがいくつもあるそうです。

以上を通じてホテルではなく上質な空間でクリエイティブな体験ができるカルチャーの場でありたいと話されていました。

インディビジュアリスト

お客様のターゲット設定をする上でペルソナ(例えば、平日はバリバリ都内で働き週末は一人で山登りをして自然を感じるのが好きな30代男性)を立てるのが一般的なホテルや宿泊業界ではあるかと思います。ただ、メズム東京ではペルソナと呼ばずターゲットとする人は「インディビジュアリスト」滞在中も能動的に刺激を求め、人生をより豊かにし自分自身をアップデートしたい人。そういった滞在ができるように上記で述べたコンセプトや施設内の仕掛けが関わってくるそうです。

The Mark

五感をより刺激する滞在になるための仕掛けの一つとして各部屋にデジタルピアノが設置されています。部屋に入りピアノを弾いたことのない人がこの機会に新たな体験に挑戦してみたり、リラックスのためにピアノを弾いてみたり、創作活動の一環としてピアノを利用したりと実は幅広い人に向けてのものだと思いました。ロビー階にはグランドピアノが設定されており、ピアノが新たな体験を生み、このホテルのThe Mark=象徴になると話されていました。

ワークショップ

今回のワークショップではインディビジュアリストを元に、初回で作成したどのようなもてなし、そしてThe Mark=象徴を設定するかのワークでした。紙面にある情報からその人のひととなりを想像し、この方に合う滞在を提案するというものでした。グループでのワーク今回も盛り上がりました。私たちのチームは500歩サッカーを提案。実際にやってみたい。

東京に滞在する人はどこへいく?

メズム東京へご宿泊される方はじつは70%が外国の方。ホテルのある場所は竹芝、渋谷のど真ん中や新宿の繁華街の中でもなく少し離れた海沿いの地域。ですがここのホテルを目掛けてお客様が多く滞在されるそうです。ここれは細かなブランディングやタレントによるおもてなしピアノによる体験価値やインスピレーションの創出。全てが関わっているのかと思いました。そこで大切になるのはファンの創出と最後に話してくれました。ファンがファンを呼びまた広がっていく循環が大切なのだと思いました。以下のような感じかな?

モノ→コト→イギ

唯一無二であること

体験価値の向上

ファンの創出

そして何より思いを伝えるのが大切。

メズム東京へ滞在してその先、東京の島へも足を運んでもらう動線がうまく作れたらまたおもしろいことが起きそうですね。

私もゲストハウスを経営しているのでとても学びのある時間でした。Stay Doのコンセプトとして「その先の界隈へ、」という言葉を掲げています。この言葉に似合うよう私もまだまだやるべきことはあるなと刺激になりました。

実は一度メズム東京さんには宿泊したことがあります。その時には細かいコンセプトなどを気にせず宿泊したのですがただホテルに泊まるという機能的な施設ではなく、接客や館内の装飾やお部屋のアメニティなどからこれなんだろう?と少し考える場面が多かったです。ただ毎回なんだろうと思うと疲れてしまうので程よい投げかけでもあったので、シンプルにゆっくりできたりしたのでその人にとっての心地よさや唯一無二の体験が気づかないうちに心地よく五感が刺激されていたのかもしれません。

もっと書き出せそうですがさすがにまとまらなくなり長すぎるのでここまで!

この日の講義は飛行機で都内へ。伊豆大島から25分のプロペラ機。
1時間30分後には都心にいました。伊豆大島へ出る船が竹芝なので帰り際乗船前にメズム東京さんをパシャリ。

新中央航空
Maからの景色
メズム東京

ではまた。
かんちゃん

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