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ピアニスト齋藤正樹さんの弾くスクリャービン 即興曲

白金ピアノスタジオ よりライブ配信したピアニスト 齋藤 正樹 さんの無観客ピアノコンサートから、スクリャービン 即興曲 Op. 14-2です。

白金ピアノスタジオ
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初めて齋藤さんの演奏を間近で聞くと驚きがあります。ほとんど力を込めてないのに、溜まった響きがグランドピアノの縁から溢れてこぼれていくような印象です。

スタジオにお越しになったピアニストの方は、しばらく試し弾きをして鍵盤のタッチに慣れていく作業をされますが、齋藤さんは(その作業もあるのでしょうが)楽器の響かせ方を調整されているような印象でした。

「強い音を強く弾くと雑音を生んで音を止めてしまう」「強い音ほど優しく弾く」、そんな齋藤さんの演奏の心得を終演後に聞くことが出来ました。禅問答のような話ですが、まさにそれを実践されているのに驚きでした。

こちらのスクリャービン 即興曲 Op. 14-2はコンサートの終盤に弾いてくださったもの。薄い知識で申し訳ございませんが、YouTubeで曲名検索しても、齋藤さんような演奏は世界のどこにもない。楽譜の読み方がちょっと違うのではないかと思ってしまうくらいです。


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