【研究室のゼミ発表の炎上を回避!私が辿り着いた5つのポイント】
私は、大学院(修士課程)で理系の研究室に所属していました。
そこで常に悩まされていたのが、研究室のゼミ発表です(※英語の論文を訳してパワポにまとめて、教授含めた研究室メンバーに向けて発表)。
議論が白熱するのであればいいのですが、大抵は悪い方向に炎上します。炎上するとゼミの時間は信じられないぐらい長くなり、容赦ない質問にメンタルがズタボロに…(まるで自分の人格が否定されてるような感覚に陥る時がありました…😇)
自身の炎上の経験や、なぜか毎回炎上する人、全く炎上しない人のゼミ発表を観察し、炎上を回避するためにいろいろ試してきたなかで、「これは効果があったな」という方法を5つ紹介していきます。
「ゼミ発表がうまくいかない」、「いつも炎上してメンタルがズタボロ」と悩んでいる理系の研究室に所属している4年生や修士課程の方のお役に立てれば幸いです。
1. インパクトファクターが高い論文を選ぶ
ゼミ発表は論文選びが8割と言っても過言ではないと思っています。理由は、インパクトファクターが高いほどすごく論理的な展開になっているからです。多少こちら側の発表スキルに問題があってもなんとかなります。
そして、教授をはじめ、上の方々の論文への信用度、発表への食いつき度合いが全然違います。
あまりにもインパクトファクターの低い論文は、論展開に無理がある場合が多く、炎上しがちです。発表にはあまりオススメしません。
インパクトファクターが高い雑誌に載る論文って長いし、すごく難しそうですし、補足資料も多くて読むのはとても大変ですよね。しかも、なかなか自分のテーマと近いのがなかなか見つからない…。ただでさえ時間がなく忙しい中で、発表準備しなきゃいけないので、焦りますし、気持ちも萎えてしまいます。
気持ちはすごく分かります!が、論文選びは、焦らずじっくり、インパクトファクターの高いものを選びましょう!
それと、そういう論文をしっかり読めると、論文を読む力もアップしますし、先生からの信頼度がアップする気がします!笑
※インパクトファクター(学術雑誌の影響度を表す指標)
2. 常に疑問を持ちながら論文を読む
疑問を持ちながら読むと、論文への理解が深まり、頭が整理され、発表が分かりやすくなります。
論文って、「意味わからん!」って投げ出したくなったり、「なるほどー」、「こんな風に考えるのか〜」とついつい感心しながら読んでしまいがちです。(←私だけですか…?笑)
でも、そこで、「なんでこうなるの?」、「これってどうやってやってるの?」、「そもそも、この論文の新規性って何?」と常に疑問を持ちながら読みましょう!
明確な答えは、論文を書いた人しかわかりませんが、出来る限り自分でこうではないか?と考えることで、論文を読む力も高めることができます。また、自分が分かりづらかった点、疑問だった点はだいたい他の人も同じように思っていたりします。それが、分かりやすい発表や質問対策になります。
3. 発表の最初に徹底的にネタバラシする
論文内容の概要、全体像、ストーリーを最初にしっかり説明することが、ポイントです!
簡単なものでもいいので、オリジナルの図を作って説明してもいいと思います。徹底的にネタバラシしましょう!しかも、自分の言葉で徹底的に噛み砕いた言葉で、です。そうすることで、聞き手は全体像を掴めて安心して論文内容を聞くことができます。
最初に徹底的にネタバラシしたら、あとは結果を見せながら、「なるほど!」「そういうことか!」「そういう風に考えるのか!」と思わせ、論の展開を楽しませるエンターテイメントです!!
また、今、論文全体のここまで来ました!と途中途中で説明をいれるのも効果的です!
よくあるNGパターンが、論文のタイトルとAbstractをただ訳したものを読んで、結果の説明に入ってしまうタイプです。
論文はとても論理的に書かれていますが、簡潔に書かれた分をただ読み上げられても、正直、理解は難しいです。自分があまり知らない論文テーマならなおさらです。論についていけずにどんどんスライドが進めば、もう完全に聞き手は置いてきぼりで、「何を言いたいのかわからない」と言われてしまいます...。
そうならないためにも、発表最初の徹底的なネタバラシはポイントです!!
4. 質疑応答は素早く
質問内容に答えられる場合はすぐに答えられる場合は、なんら問題はありません。
炎上につながりやすいのは、質問内容に答えられない場合のこちら側の受け答えです。
人間は、自分の質問にすぐに答えてくれないと人間はどうやらモヤっとするようです。回答する側が「う〜ん」と悩んでいる間に、どんどん聞き手に疑問が湧いてきて、こちら側にその疑問が全てが降りかかってくることになります。これが火種になってしまいます。
また、頑張って何か答えようと、適当にうまいこと言おうとしても、「おいおい、その答えで大丈夫か…」と相手も疑問を抱きはじめ、不安になり、苦言を呈し始めます。
炎上の始まりです。
繰り返しになりますが、火種を作ってはいけません。
無理そうな時は、「すみません。それは勉強不足で分かりません」とすぐに回答しましょう!
素早く回答がポイントです。
なんなら、「ありがとうございます。今度調べてみます。」、「これなら調べたのですが、その視点では調べられていなかったので、調べてみます!ありがとうございます。」どんなにしんどくても、めちゃくちゃポジティブにすぐに返答しましょう!
5. 堂々と話す
最後5つ目は、急に精神論っぽくなってしまいますが、堂々と話すことです。
話し手のしゃべりが堂々としていないと聞き手は不安になり、内容に集中できなくなり、聞き手の理解度にも影響してしまいます。
そして、容赦ない質問が次々と飛んできてしまいます。
人は、自信を持ってる人の発表に魅力を感じ、話に引き込まれやすいです。
どんなに準備が間に合わなくても、自分はこの論文に向き合って発表準備をしてきた!と自信を持って発表しましょう!
以上、炎上回避のために私が試行錯誤してたどり着いた5つのポイントでした!
もちろん、研究室の文化、教授の特徴、ゼミ発表のスタイル etc...によって違うと思います。
あくまでも個人的な見解ですが、みなさまのよりよいゼミ発表に少しでもお役に立てれば幸いです😊
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