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’21/6/15 インターナルマーケティングをサボると人が辞める。

RyuKです。簡単な自己紹介だけ先にしておくと、メーカーで働いている他の人よりも少しだけ日本の将来と日本の製造業の発展を強く願っているただのサラリーマンです。

今日は、インターナルマーケティングの重要性について考えてみたいと思います。

最近、弊社の弊事業部はリモートワークで在宅勤務がメインとなっており、個人間のコミュニケーションは深くなりつつも、複数でのコミュニケーションは軽薄になっている状況です。

たまたま、今日は出社をしたので、たまにはサボって雑談をしてみました。

後輩と雑談をしている中で強く感じたのは、かなり現状に対して不満を持っているという点。特徴的だったのが、この不満が仕事や上司に対してではなく、所属する事業の方向性や戦略に対して不安視しているという点でした。

たしかに、目下のカーボンニュートラルや将来的なカーボンフリーに対して、どの会社も暗中模索であるということは事実ではあり、将来がわからないという不安はあります。

しかし、不透明な中でも進まなきゃ行けないのも事実で、この状況で次のことをしっかりと考えて、社内へ伝えていくインターナルマーケティングを行っていかない限り、社員はどんどん離れて行きます。


・どのような方向性で事業を進めるか?

・どんな働き方をしたいか?

・最終的なありたい社会やありたい姿をどう描くのか?


今の私の部門では、これらを考えない状況で、技術シーズを活かせるのはどこか?という思考に基づき事業シナリオを描き、引き合いが来たからとりあえずやります。というスタンスです。

このような状況にもかかわらず、幹部やミドルマネージャーが明らかにインターナルマーケティングを怠慢したことにより「どうせ今の事業なくなら、この職場にこだわらなくて良くね?」という感覚が蔓延してしまいました。

実際、去年だけでも10人以上が退職しており、今年に入ってからも、5月末に3年目になった優秀な後輩が辞め、7月には優秀な社会人同期が一人辞め、流出に歯止めがかからない状況になっています。


じゃあどうすんの?という観点ではさまざまなアプローチが考えられますが、どんな手段を使ってもいいので「納得感」を社員に持ってもらうことが必須なんです。

先に挙げた、

・どのような方向性で事業を進めるか?

・どんな働き方をしたいか?

・最終的なありたい社会やありたい姿をどう描くのか?

といった視点に対して、不透明な先行きを前提しながら考え方のロジックを伝えることが必要です。

特に事業が成熟期から衰退期に移行タイミングでは、新しい事業アイディアがトップダウンで降りてきますが、なぜその事業を我々がやるのか?を明確に説明しなければ、社員は離れて行きます。

少なくとも1ヶ月に1回、可能なら2週間に1回程度の社員とのコミュニケーションの場を設けて、今「会社=ミドルマネージャー以上」が何を考えているかを発信していく努力、つまりインターナルマーケティングを1秒たりとも忘れては行けないと思います。

と、ここまででおしまいなのですが、私が後輩達が辞めていかないためにしていることは、不満や不安を傾聴し、社内で面白いことをやっている人の体験談を教えてあげるという、半ばエヴァンジェリスト的な布教活動。

これが効果があるのかはわかりませんが、少しでも暗い雰囲気を打破できることがないか?と日々模索しながら、活気ある職場に戻せるよう模索しています。

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