’21/6/11 臥薪嘗胆の思考を捨て、射将先馬の思考を持つ。
私自身の言語化能力のトレーニングとして思いついたことをNOTEで執筆していくトライをしてます(落合さんのNOTEとか最近見た外資系コンサルの方のアメブロを見て、広告抜きのブログっておもろいなと思ったことが始めた理由)。
簡単な自己紹介だけ先にしておくと、メーカーで働いている他の人よりも少しだけ日本の将来と日本の製造業の発展を強く願っているただのサラリーマンです。
今日は、臥薪嘗胆思考を捨てよ、と言う話。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)ってのは、将来の目的や成功のために長い間苦心、苦労を重ねることを意味する四字熟語です。臥薪嘗胆の精神ってのは35歳以上のサラリーマンの方が持っている感覚かと思います。
よく私の先輩達と話すと「やりたいことがあるなら偉くなれ。」と言う表現をよく言われることがあります。
この価値観の背景には、上司の言うことを前ならえで、イマイチ納得感を持たないままで仕事をしてきた、もしくは納得感を持つまで質問することを許容されずに働いてきたことがあります。
この納得感を得られない状況で働き続けることが、まさに苦い肝を舐めることであり、いつか完全な納得感を持って仕事をすることができるように出世したいという想い、これが臥薪嘗胆精神につながっていると考えます。
ただ、変動性が高く、今までの常識以上の新しい価値観が求められる時代に、虎視眈々と肝を舐めている時間はないのです。というか、肝舐めるぐらいなら転職した方が良くね?という価値観に環境的にもなってしまうと思います。
と言うことで、先輩社員ないしはマネージャーからこのような臥薪嘗胆という価値観を突きつけられてもスルーして、射将先馬(しゃしょうせんば)の精神を持ち続けることが時代にあっていると思います。
射将先馬(しゃしょうせんば)ってのは、目的を果たすためにはその周囲やよりどころにしているものを先に攻めるとよいということ。
「は?」と思ったかと思いますが、サラリーマンがやりたいことのために臥薪嘗胆で我慢し続けて10年以上ひたすら目の前の仕事を頑張って耐えるのではなく、何がやりたいのか?ということを明確にして、それを実践するにあたり阻害される要因を排除するように行動を起こしていくべきということです。
例えば、社内で新しい事業を起こすというキャリアを形成したい場合に、臥薪嘗胆精神だとミドルマネージャークラスまで出世しないと新しいことができないわけです。
しかし、射将先馬精神なら、それを推進している部門に直接コンタクトを取ってみたり、MVPがないならとりあえず自分で作ってみることで説得力を増してみたり、もしくはそういうことが推進されている会社に転職するなど、目的達成のために、阻害される要因を排除することで手段を成立させるという考え方になります。
常に目的は何か?ということ前提として、我慢をするのではなく阻害する要因を考え、排除し、適切な手段を講じることを意識して、やりたいことを可能な限り早く実現して行きましょう。
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