7/2 会社の善玉菌か悪玉菌か
今日は、会社における変わり者の話。
変わり者というとどんな人を思い浮かべるでしょうか。
会社の中で上下関係なくストレートに発言したり、会社を物凄い勢いで変えようとするタイプなど、他の人とは雰囲気が異なる人が少なからずいるかと思います。
私も例に漏れずそのようなタイプで、客観的に見ると異質な存在であろうと感じています。
変わり者としての私のモチベーションは、自身の成長と会社の発展との間に折り合いをつけるスキルを身につけ、最終的には私が働きやすい環境づくりといったところです。
こんなモチベーションでサラリーマンをやっていると、たまに思うのは「私は会社にとって善玉菌なのか悪玉菌なのか?」という疑問。
決して悩んでいるわけではないのですが、会社の目線に立った時に本当に正しい事をしているのか?と立ち止まる瞬間があります。
改善し続けることは良いことだし、ストレートに意見を言うことで、意見の言いやすい雰囲気が多少なりとも醸成されるとは思います。
しかし、強すぎる主張は時にプロパガンダ*と化し、他社員に不満や不安を認知させてしまう危険性を含んでいます。すぐに解決のできる不満や不安であれば、スピーディに改善すれば問題ありませんが、中長期的な問題は簡単には解決できないため、不満や不安が増幅されてしまう危険性もあります。
*プロパガンダ社員の脅威は過去記事で解説しています。
最近の私は、設計・プロジェクトエンジニアでありながらプロ経営者を目指す方向にキャリアチェンジをしたこともあり、経営自部門の経営状況や財務状況を少しでも理解しようと躍起になっています。
そんな私が部門の方針説明会などに参加すると、必ずといって良いほどに2021年度試算の妥当性を質問しています。
10〜100人の会議で質問するので、人によっては「また喋っているな」と思う人もいたり「え、改めて考えるとウチの会社やばくね?」と思う人もいるはずです。多かれ少なかれ現実を突きつけ、考える機会を提供してしまっています。
こういった私の現実主義的な発言と、それによる社内での認知は、善玉菌として作用するのか、はたまた、悪玉菌として作用するのか?
正直、私は自身の行動が若干悪玉菌寄りだなと危惧していて、ヘタに社内で悪い経営状態の認知が広まると、個々真面目に考える風潮が醸成されていきます。すると、マネジメント層は今まで以上に説明の精度や頻度が求められるようになり、負荷が増える可能性が高いからです。
ただでさえ忙しいマネジメント層の負荷を上げることが正しいのか?という疑問と、放置してより悪化するのも正しくない、という当たり前の思考の狭間で考えます。
とは言え、会社全体での利益、社員の働きやすさ、社員の納得感、がなければ人材の流出は防げないため、私の行動が善玉菌として少しでも機能するように活動を続けていきたいと思います。
私のようなサラリーマンに不向きな人間は、攻めの姿勢でギャンブルをしながら、無理やり未来を切り拓いていかなければ、キャリアビジョンの達成は難しいと思っています。
そのため、猪突猛進かマグロの遊泳のように、止まらずに進むことが善玉菌と悪玉菌の両側面を併せ持つギリギリのバランスでい続けることにつながると思い、仕事に邁進していくしかないのです。
いつか自分の行動がトータルで善玉菌として作用していたと感じられる日まで走り続けていきます。
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