リーダーズ美ジネス② 私が36歳のころ考えていたこと。
思い切って断捨離をしようと、
片付けていたら、原稿用紙デザインの古いノートがでてきました。
コピーライターであった当時は、文章を書くのなら、
原稿用紙にと決めていて、升目を埋めていきながら、
心模様をゆっくりと言葉にしていく時間を
楽しんでいたように思います。
「やっぱ、自分ブランドでしょ。 講談社」という本を書いたのは50代。
そうか、自分ブランドで生きようと思えるようになるまで、
いっぱい紆余曲折があったのだなあ、と思える一文がでてきました。
36歳のころの私の心模様です。
以下長文ですが。原文のまま。
大学を卒業して定年までの社会年齢の営みの中で、
本当に元気に役に立つのはどのくらいまでだろうか。
22歳で入社し、一人前になるのが32歳。
働き盛りを10年過ごし、42歳からは、
粗大ごみにならないよう、
自らの進路を見定めなければならない。
今、やっておくことこそ、
未来につながるとしたら、
その今をどうやって見定めたらいいのだろうか。
現在35才。あと数週間で36歳になる。
20代には「30代になればどうにかなるだろう」と思っていた。
が、しかし、である。
どうにもなっていない30代に直面し、
これからの10年を無駄に過ごしてはいけないという
激しい自省の念にかられる。
どうにかしなければ、
どうにもならない。
時間はどうにもしてくれないのである。
自分でどうにかしなければ。
青い文章ですが、
こうやって自問しながら生きていた頃の
自分に出会えて、
なんだか嬉しくなりました。
ボーと生きてんじゃないよー
といわれなくてよさそうですね。
この文章を書いた36歳に、
会社を一年休職し、米国へ家族と一緒に留学をしました。
次のことへの布石探しの旅立ちだったと思います。
ドキドキしながらも、飛び込んでいく勇気があったころです。
今を生きる。
今を自分らしく生きる。
今、に感謝しながら、
精一杯生きる。
片付けの合間にふと手が止まった、
いとおしい回想の時間。
昔の自分とおしゃべりができて、
元気が出たように思います。
今日もいい一日でありますように。
あなたの大切な日々をご一緒しましょう。
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