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膝OAセミナー

こちらは2025/1/15に開催した【膝OAの病態と運動療法セミナー】の内容をまとめたものになります。


膝OAの問題点

リハビリの問題点を上げておくと

・とりあえずパテラセッティング
結論から言うと、パテラセッティングだけでは腫脹を改善させることもできないし、低負荷だからこそ内側広筋の活性化も時間がかかってしまいます。

・KAMを含めたモーメントが理解できない
KAM (Knee Adduction Moment) は膝関節にかかる内転モーメントは膝関節に加わるモーメントで、変形の進行を進めるものです。膝OA患者でも健常者でも生じているモーメントであり、膝OAの治療アプローチには理解をしておくべきです。

・運動療法を闇雲に行っている
結論から言うと、運動療法自体の効果はあるが、適当にやってしまっていては運動療法の効果が反対の作用を生み出してしまいます。

問題点の言語化

先ほどの問題点を一度まとめてみると

セッティングでは腫脹は軽減しない
 目的を明確にして行った方がいい
・モーメントを攻略しないと予防も治療もできない
・大腿四頭筋の筋力が高いと変形の進行のリスクになる場合もある

上記のような内容になります。

膝OAの臨床疑問や治療展開はどのようにすればいいのか?

どうすれば解決するのか?

この状態を解決していくには膝OAの病態理解、必要な評価方法、運動療法エクササイズを網羅するべきです。

ではここから本題に入っていきます。

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