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RIZAP LIVEからchocoZAP TVへ 波乱の移管の裏側!

2024年にRIZAPの映像コンテンツ「RIZAP LIVE」からブランドを変え「chocoZAP TV」へ移管が行われました。

その移管に関係した3人にお話を聞きます!


――自己紹介からお願いします。

河合 河合と申します。プロダクト開発統括1部にいます。ポジションとしては今回開発PMでこの仕事にたずさわらせていただきました。よろしくお願いします。

武田 武田と申します。プロダクト企画部で、文字通り企画のPMということで、今回たずさわりました。

工藤 サービス開発統括部の工藤と申します。今回は動画コンテンツの制作であったり、そういったところからたずさわらせていただきました。よろしくお願いします。

――現在どのような業務にあたっているかを聞かせてください。

河合 現在の仕事は開発部にいるので、武田さんとか企画部がこういうことしたいよ、という風にもってきた要望を開発できるような内容に落とし込んでいます。

で、うちの開発部にいるエンジニアにこういう風に作ってほしいよということをお願いする指示役みたいな、指示とかスケジューリングとかも含めて調整役みたいなお仕事を私の方でしています。

武田 ちょっと業務範囲がバラバラなんですけど、ざっくり企画をしています。今、chocoZAPアプリに関する企画というのをやっています。

今回の話は、領域的には2つ重なっていたんですけど、アプリの機能面の企画というところと、コンテンツに関するキャンペーンだったり、今回でいうと、chocoZAP TV・RIZAP LIVEという動画コンテンツに関する企画というところで、そういうアプリの中の諸々な企画をしています。

工藤 そうですね、サービス開発統括部はchocoZAPの中の店内サービス、あとは店外サービスというところの開発にたずさわっていて、店内だとエステとか脱毛とかそういうサービス、最近入ったのだと、ボルダリングとかそういったもののサービスをローンチさせるまでの企画をやっています。また、それの一部として、お客様に案内する動画であったりとか、コンテンツの制作というのを担っております。

ですので、エステの使い方とかジムの使い方とかを動画で説明できるように、元々トレーナー出身の人たちが動画に落とすのが担当なので、そういったところでどういうコンテンツを出すかというのを考えることに参加させていただきました。

アプリを開いてもらう施策としてのchocoZAP TV

――chocoZAP TVはどんなプロダクトでしょうか。

武田 chocoZAP TVは、元々RIZAP LIVEという前身がありました。

生配信だったりとか動画だったりとかで、動画コンテンツとしてトレーニングとか、その他もろもろの補助的なもので作って、動画を出しているというサービスになります。

それで今回、UX的な部分だったりの観点から移管しようというところがありまして、改めてchocoZAPというサービスの中で、アプリを開いてもらうための立ち位置というか、chocoZAPアプリのコンテンツとして作ったという感じです。

工藤 そうですね、やっぱりchocoZAPというジムが無人のジムなので、使い方がわからないよという人たちのための教えになるような動画で作ろうという風になって、元々あった動画サービスとかいろんなものを融合させて作ったのがRIZAP LIVEというものだったんですね。

ただ、それがchocoZAP用というよりも、元々RIZAPサービスの一部としてRIZAP LIVEというものが立ち上がったんですけど、これがchocoZAPにも使えるねという風になって、chocoZAPで案内をしていたので、やっぱりチョコザップのものとして確立させていかないといけないよねというのが1つ課題としてありました。

あとはやっていくうちに動画であったりライブ配信であったりを純粋に楽しんでくれる人たちがchocoZAPユーザーの中で増えたので、そういった人たち向けのサービスとしてパワーアップしていく必要があるよねという風になったんです。

あと、お金の面もかなりかかっていたので。はい、そこもこれを機に一気に見直しましょうというのが今回の移管でやったことになりますね。

――映像の整理整頓みたいなことでしょうか。ほかに語っておきたい補足的なものはあったりしますか?

武田 元々chocoZAPアプリに入っているものってガラパゴス化していて、サービスの最初は「とりあえずこういうのは要るよね」みたいなのを乱立させてという状況から始まりました。

改めて、もろもろ落ち着いたりユーザー増えてきたりという中で、ほんとにこのサービス必要ですかというところと、じゃあ、必要だとしてどういう立ち位置なんでしたっけという話とが出てきました。

それらをとりあえず投入しているにあたり、外部の力を借りて入れていたという部分で、お金も含めたところが大きいことになったので、それで見直して内製化しましょうとなりました。

改めてその動画コンテンツというところで、chocoZAPの会員様の中で楽しんでもらえるという点と、chocoZAPのジムを使ってる時に補助として使ってもらえるという部分と、プラスして、ジムに行ってなくて家にいる時でも、chocoZAPの動画を見てもらったらchocoZAP体験ができる、みたいなところをフォーカスして、改めて体験作りしてみたという感じになります。

お互いを支え合うコミュニケーションが大事

――みなさんがそれぞれが担当した役割を教えてください。

武田 どっちかというと、工藤さんの動画制作とかができるチームに作っていただいているという中で、プロダクト企画視点でコンテンツ企画的な面で入らせていただいて、で、開発になるので現場っぽくありました。

工藤 そうですね、ほんとに元がRIZAPボディ出身で専門知識がない状態の人たちが多い中でやっていたので、そこを内製化するためのアプリでどう見せるかという企画を考えてくださって実際にアプリで入れるというのをもうめちゃめちゃやってくださっていたので、その役割になっていて、もう私たちのチームは、この動画はここに流したい、ここの動画はこういう風に出したいみたいなのを、本当に中身のところですね。

で、会員から見えるところのこだわりをたくさん私たちが言って、それを叶えてくださるお二方という感じですかね。

武田 動画のよりよい運用というか。

河合 動画のクオリティすごく高いから、どうやって作っているのかなって思っていました。

工藤 あの動画はですね、台本なしの一発撮りでやってます。喋ってるものはちゃんとあるんですけど、ほぼ1発撮りです。セリフを噛んだらそこは綺麗にカットされます

サービス開発統括部 工藤

――お互いの役割がある中で気を付けてたこととかありますか。

武田 まずコミュニケーションですね。

工藤 そうですね。正直言うとアプリ側の専門用語が私は全く分からないので、ひたすらにその言葉に慣れるように、なんて言っているのかをわからない言葉のままにしないようにはしました。

この開発だけじゃなくても、調べてついていけるようにはしました。こちら側はよく私ともう1人の人がいて、「これどういうかな?」みたいなのをひたすらについていくことは意識していましたね。

あとはやっぱりその会員様からの見え方と開発の見え方であったりとか、ここまでだったらできるよとかというのがたくさんある中だったと思うんですけど、会員様から見たときに、ここはこういう風にやりたいとか、なんか譲れないところと妥協できるところみたいなのはよく議論をしてましたね。

――移管の業務をやっていて大変だったことを教えてください。

河合 補足すると前身のRIZAP LIVEというのは、外部開発会社が作ってくれていて、そこで動画の配信も生放送もできるし、動画のビフォーアップロードしてそこに表示する機能まで、

外注で全部作っていたから、動画コンテンツ自体は持っていて、それをじゃあ移管するという話になったときに、最初は無料の動画プラットフォームがまあまあ王道だし、そこにそこそこ移行してたんですよ。

武田 大変皆様にご迷惑をおかけしたと思うんですが、動画配信プラットフォームの変更がありましたというバタバタがあり、あれはだいぶこっちも肝を冷やしました。

河合 契約結構ギリギリでしたよ。

武田 よかったですね。

工藤 もうあのスピード感すごかったですね。

――どういうトラブルがあったんですか?

武田 改めて説明すると、元々利用予定だった動画配信プラットフォームではUXの面で問題があることが開発途中で分かったんです。

アプリの中に埋め込んだ時に、やっぱりchocoZAPアプリとしてユーザーが見ている中で「おや?」となってしまうので、これはいかがなものかというのが後半で割と盛り上がりまして、そこから慌てて探すという。

工藤 慌てましたね。

武田 そうですね。でもギリギリまで粘って粘て、かつスピード感ある決定ができました。1週間で上長も決済も全て取れましたし。そして2週間ぐらいで契約締結。

社長決済しても、経理方面とか、法務方面、契約締結のあっちがたぶん間に合わないですよね。そりゃそうだよねと思っていたら調整してくれました。

工藤 すごく調整みんながしてくれる。みんなが一丸となって協力はしてくれました。間違いなくすごかったです。

武田 でもみんなほんと協力的で、誰も大変な中、ご協力いただきました。

工藤 あとは私は移管に際してRIZAP LIVEの動画が思ったよりいろんなところに使われてたというのがありました。

ここにも使われていた、ここにも使われていたというのがあって、部分の連携じゃなくて、本当に全部署に連携取らないといけないなというのがありました。ありがたいなと思いつつ、大変だなと。ここでも使う。知らない間にこんなに私の動画使っていただいてるみたいなのは、発見でした。

武田 なんか会社の気風として、みんな使えるもの使ってくれますよね。

工藤 ちょっとびっくりしましたね。

プロダクト企画部 武田

――それはどうやって解決したんですか?

工藤 まずもう全面的に移管しますよということをミーティングでお話ししました。

武田 ウィークリーの全員いる場で口頭で1回言って、関係してそうな人にSlackで言ってというのがありました。

工藤 あと、私の過去の記憶をたどって「動画使っていいですか?」と言われたところにひたすら聞きました。すると、アプリのこんな画面にもあるんだ、みたいなやつとかが見つかったのでシラミ潰しやっていきました。

ユーザーの体験を考えながら新しくなるchocoZAP TV

――今後chocoZAP TVはどうなっていきますか?

工藤 今もう組み立てはしているところなんですけど、やっぱり元々その動画を楽しんでくれてた人たちがより見やすいようにすることです。

前のやつはRIZAP LIVEなのでchocoZAPアプリにもログインして、またログインしてというちょっと道のりが遠かったのが、より見やすい環境にはなりました。

動画を楽しんでくれるというのと、ちゃんとこのchocoZAP TVがあるからchocoZAPを続けようとか、大事なサービスというか、そこに寄与できる形を作りたいなと思っています。

武田 さっき言っていただいた通り、絶賛組み立て中の部分もありまして。

移管の背景みたいなところで触れたように、改めて今回の移管作業で、こういうコンテンツだよねみたいな立ち位置だったり、そのchocoZAPの会員様にとってこういう存在になりたいよねみたいなところ、改めて再定義したというところがあって、

アプリを開いてもらうきっかけになるというのもですし、chocoZAPのジムに行ってるときのプラスオンでもあるし、ジムに行ってなくても、chocoZAPのコンテンツとして自宅トレーニングしてくれるとか、ライブ配信一緒に楽しんでくれるみたいなのを叶えていけるといいなというところで、今、細かいところをやっているというところが1つです。

あとは、今、元々動画系、他のチームが使ってくれていたみたいな話とも関わるんですけど、パラパラと、めちゃくちゃ頑張って動画を色々作っていただいてね。

そこの全体統一みたいなのを改めてしようねというと、この会話をしてまして、今、不確定ですけど、事務の方で店舗タブレットとか置いてたりとかするので、そこも改めてちゃんとchocoZAPTVとして、

アプリで見る動画と、店舗で見る動画と、例えば、メールとかLINEとかSNSで触る動画とかというのは、うまいこと役割づけて立ち位置を作っていけるといいなというので、絶賛企画中でございます。

河合 開発的にはいっぱいやりたいことがある中で、結構ミニマムのリリースだったかなって今回思っています。

バックエンドエンジニアは今回開発に関わらず、フロントエンジニアとデザイナーだけで作っている部分があるので、フロントエンド実装の中では最大限色々なことを実はやっていました。

今回リリースした日とかは、それこそ運用している部隊が運用しやすいようにカタログ更新機能とかをつけたりとか、その夏、2回リリースしてるんですよね、移管にあたって。

8月に1回簡易版をリリースして、これで移行版みたいなのをリリースして。で、この移行版では、運用のチームがコンテンツを投稿したりとか、あとは生配信もその移行のタイミングでできなかったので、生配信もできるような機能を作りましょうって言って作ったりとかはしていたんで、フルフルやれる範囲はやっているかなって思っているんで、ここからさらに色々やりたいという話になったら、またちょっと色々開発しなきゃかなって思ってますけど、一旦は。でも、多分まだなにかやれるかなとは思っています。

プロダクト開発統括1部 河合

武田 あれですよね、あとは企画をするための検証がまず入らないといけないですね。

工藤 そうですね。

武田 多分、なんかこれ以上の過程になると、ちょっと、本当に1回しか見ないコンテンツなのか、何回も見るコンテンツなのか、みたいなところとかをユーザー体験整理とかをしていきますね。

なんか改めて新しいLPも検証して、やっぱ同じのいっぱい見ているよねという話になれば、改めてお気に入り機能だったり、ブックマーク機能だったりを追加いただくみたいな。

――ユーザーの体験を検証する必要があるんですね。

工藤 やっぱりその新規の人たちを取り込むということが大きな課題ということですね。ただ本当にコアな人たちがコアすぎるので、その人たちも大事にしつつ、新しい人たちも見やすい環境みたいなのは作っていかなきゃいけないなと思うので、多分これから先週リリースしたばっかりなので、これもやりたいあれもやりたいが増えてくる気がします。

いやでも本当にアプリのことだからすっごい難しいのかなと思っていたんですけど、ほんとにわかりやすいというか、わかりやすいからこそ簡単に変えすぎないようにしないとだと思うんですけど、運用側がちゃんとできる形になってて感動しました。

河合 よかった。マニュアル、実はエンジニアが作ってくれたんですよ。

工藤 えーそうなんですか!

――この記事を読んでくれている応募者の方にメッセージをください。

武田 私は前職が酷かったのか、RIZAPのココがいいとかがわかんないです。

すごくいいと思ってるんですけど、ほんと誰とでも話しやすいです。今回の相談ですけど開発の方とコンテンツの方と……みたいな感じでいろんなところを横断して会話させていただけるし、応じてみんな力を貸してくれる環境なんです。

あと本当にみんなアクティブですよね。すごいすごいアクティブだし、話しやすいし、やりたいようにやらせていただいてるなと思います。

工藤 そうですね。本当にやりたいように。ここのレールでやってくださいというよりも、自分でこうレールを延ばして進んでいかなきゃみたいなのを設計していかなきゃいけないので、その分大変さはあるなと。

どっちに進めばいいんだろうって思うこともあるんですけど、その分やりがいはとても感じられます。

ほんとにサービス開発部ですけど、サービスを作る、0→1作るみたいなところがここまで関われるのってそんなにRIZAP以外だと多くないんじゃないかなと思います。

河合 私は前職がもうTheウェブの会社だったんで、店舗でトレーナーをしていましたという人と仕事するというのは、新鮮でした。

なので、工藤さんたちの意見とかで 、よくハッとすることがあって、ユーザー目線というか一般のお客様ってこういう風に感じるんだろうなというのがストレートに伝わるから、すごくいいなって思います。

というのは普通のウェブの会社だとあんまり感じない気がするので、なんかRIZAPテクノロジーズって会社という意味ではすごくいいところだなと思います。

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