㊳「予約情報」の検索精度を高める方法
リザエンでは、公開側から予約受付がされると「予約一覧」で予約情報を確認することができます。上段は「予約検索」となっており、様々な条件で予約情報を絞り込むことができます。
しかし、ある属性を持つお客様の予約情報を除外する場合、検索項目が限られているため中々難しいといったことはないでしょうか。リザエンでは、顧客情報に少しの設定を加えることで必要な情報のみ出力が可能な予約情報検索が行えますのでお試しください。
例:法人向けの会議室(有償)の予約受付で、一部の企業のみ費用が発生しない場合、請求業務用のデータを正しい形で出力したい。
※今回の利用は「会員」による予約受付、事前決済ではなく後日請求であることが前提になります。
方法① 顧客の項目に「管理者だけ」に表示される項目を用意する
手順1:【基本設定→顧客情報関連設定→顧客の項目設定】で、「項目の新規追加」で項目を追加します。お勧めは、「チェックボックス」です。
新規項目追加で「チェックボックス」で選択し、任意の項目名、表示設定は「管理側のみ表示」で用意します。
※「必須」は管理側では制御されないためどちらを選択いただいても構いません。また、「公開側編集設定」も、管理側のみの項目となるため予約者側に表示されることはなく、どちらを選択いただいても構いません。
画面の下部にある「+選択肢追加」で「請求なし」を追加します。 ※文言はご自由に設定してください。
手順2:【顧客管理→顧客一覧】で「請求なし」に該当する会員IDを選択し、チェックを入れます。
【予約管理→予約一覧】の上段の「予約検索」画面にある「⚙(歯車)」を選択し、作成した項目「【管理用】請求有無」にチェックを入れ登録すると検索画面で項目が追加され検索をかけることが可能になります。
チェックボックスの項目は、1つのみ設定をしましたが、予約検索時には、「未選択」のみを抽出できるよう項目が付加されておりますのでこちらも便利です。
また、この項目は、CSVファイル出力時にも選択して出力が可能になりますので、ファイルを加工する場合にもご利用いただけます。
方法②「会員種別」を利用する
「会員種別」で選択されている「予約枠」「プラン」は、その会員種別を割り当てられた顧客IDでしか表示、閲覧されないといった機能です。
「会員種別」に「ゲストの予約」という考え方があり、このチェックが選択されている場合は、「会員種別」に登録された「予約枠」「プラン」はゲスト予約時にも利用することができるようになります。
したがって、ゲストの予約を利用した場合、会員種別は特に機能はしないので、「検索性」を高めるために「会員種別」をあえて利用することも可能です。※「会員種別」本来の機能として利用している場合はお勧めできません。
いかがでしたでしょうか。リザエンは、項目追加などが柔軟にできるため、運用に影響がない設定の工夫をすることで利便性を高めていくことができます。ぜひお試しください。