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都市伝説解体センターのクリア後プレイメモと感想(ネタバレ満載)

いつものように。いいゲームだったので。
こういうミステリー系のゲームあんまりやったことなかったけど、ドット絵の感じにビビっと来てsteamで発売前からずーっとウィッシュリストに入っていて今に至る。

以下ネタバレ注意
















・Steamでプレイ。プレイ時間は10時間ちょい。実質3日でクリア。


★良かった点


・絵(ドット)が良い
→良すぎる。がしがし動くし、バリエーションが多い。
→イベントカットとかどうなってるの?きれいすぎる。狂気でしょ。

・演出が良い
→全部いいけど、主に各話終わりの引きと6章の終盤。特定と解体のシーンも言わずもがな。

・音楽が良い
→各話の終わりに流れる「奇々解体」は、最初ちょっとうるさいか?と思ったけど、世界観に非常にマッチしていた。
→調査時の音楽も全部良かった。自分のゲームの引き出しが少ないけど、「EVE Burst Error」を思い出した。いつのゲームだよ。

・キャラの魅力がある
→たとえば2話のきのことかは「炎上しそうだしクソ野郎そうだな~」ってのが会話する前からなんとなく見えるし、キャラづくりが上手い。
→ジャスミンとかも、初見で「この子、絶対最後には好きになってるキャラだな~」って思ったけど案の定そうだった。

・最後の怒涛の展開が良い。
→シビれる。あざみんがアイオープナーした時から最後までテンションMAXだった。

・SNSがクソすぎる
→終わってから数人の感想を覗きに行ったけどみんな同じこと思っていて面白かった。
 こんな腐ったSNSなんて現実にあるわけないだろ!え、この記事書いたらよく似たSNSに流す?そう…


★「うーん…」だった点


・ゲーム要素が薄い
→とりあえず総当たりで手掛かり集めれば大体のことは考えなくても分かる。簡単すぎでは?
⇒小説とかドラマに体験要素がついたものだと考えれば、まぁアリ寄りかなという印象。

・ゲームテンポが良いとはいえ、結果的に調査は右往左往、SNSは上から下まで全部読まないといけない
→仕方ないとは言えるが、ゲーム要素を薄くするなら、より面倒さを省いてもよかったのでは。
⇒SNSの面倒さも、「うわーSNSの意見って腐ってんな~」って体験が実際にないとメインテーマにつながっていかないので、多少の面倒は仕込みだと思えば、まぁ。

・ストーリーが、5話まではまぁまぁ面白いかな?止まりであること
→4話あたりでちょっと飽きてきてしまった。実質本編は6章で、5章まではそれの伏線というか、準備期間すぎる。
⇒よく言えばユーザーを信用しているんだろうけど、5章までで手を止めてしまう人が結構いそうだな…というのがちょっと残念か。


★悪かった点


・「セーブデータ」と「チャプター」が無いこと。
→最初ゲームを終了しようとしたとき、どうすればいいのか分からなかった。オートセーブなのは説明があったけど、タイトルに戻ったりしないで普通にウインドウ閉じていいってことがまず分からなかった。自分の理解不足かもしれねぇ…
→2週目とかやるときに気になるチャプターは選択したいと思う。オプション見ると各話の最初から?なら巻き戻せるのかな。ちょっと不親切では。


★その他


・正直、ゲームはじめたときから「黒幕はこいつか?」って予想してたし、6章開始時には「まぁこいつだろうな」ってなってた。
→演出で十分お釣りがきたし、そこからしっかりどんでん返ししてきて感動した。

・最後の終わり方はまぁ賛否両論だと思うけど、勢いで押し切られたので自分としてはプラス評価。整合性とかそういうのはミステリー好きな人が色々論じるとして。
→というかそういう話をし始めると、全員のスマホをジャックするのとかも厳しいって。

・生々しいことを言ってしまうと、かなり動画映えというか、実況映えすると思う。現代のゲームって感じがしてイイね。


★最後に


ストーリーだけ見ると、「5章までで仕込んだ爆弾を6章で全部爆発させた」って感じで、それが上手くハマったと思う。瞬間火力があった。
でもそれ以外にもドットとか演出とか音楽とかがばっちり合っていたので、十二分に楽しめた。

ゲームで「うおお!!!」ってなるためには、数十時間かけて仕込まれたものが回収されたり、頑張りが報われたりすることが必要かな?と思うけど、
このゲームはそれを10時間でやってのけたので、すごいことだと思うよ。


シリーズ化して次も同じ路線で何か出してくれると嬉しいな。
待ってます!!


ここすき。

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