日本語教師養成講座の説明会に出てみた(東京 4校)

　日本語教師が2024年4月から国家資格になったという事で、ネットを見ていると日本語教師養成講座の広告がしばしば上がってきます。セカンドキャリアとしてもオススメの資格らしいので、4校の日本語教師養成講座の説明会に出てみました。結構違いがあったので、ここに書き残します。
　前提として、全て文化庁届出受理講座です。日本語教師養成講座は元々民間資格で2024年4月から国家資格化するにあたり文科省管轄になりました。あれ？文化庁の届け出受理との関係は？と思いますね。それは、文科省側の講座の審査は始まったばかりで、現時点でまだ文科省は審査中なので、どこにも認定を出していないのです。このため、今存在するものとしては文化庁時代の旧制度の講座となりますが、5年の移行期間が設けられているので、審査が確立されて、新制度用の講座がリリースされる迄の間(恐らく2024年内)は、この講座を受けても養成講座受けたことになる様です。なお、国家資格の第1回の試験は2024年11月17日で、日本語教師養成講座を全く受けなくても試験自体は受けられます。しかし、養成講座を受けると2つある試験と実習のうち、基礎試験と実習が免除されますので、自動車免許と同じ感じで、全く日本語教師をしたことの無い人は受講した方が良いと思われます。

1. ヒューマンアカデミー

　最大手。銀座校に行ってみた。
とても贅沢に自習スペースが取ってあり、教室も広くて綺麗。待ち時間に水を1本くれた。
　講師が1時間程度模擬授業をしてくれ、その後この養成講座専任の担当者が詳しく説明。
・授業はオンラインで何時でも受けられる。
　毎日開講されているので割と融通が利く方。
・実技は要通学、但し自分が実技をやらない時はオンラインでもよい。
・理論講座が全て終わってから実技に移る。
・各修了試験は60点合格。
・基本が1年を前提としたコース。詰めれば6ヶ月でも可能という考え方。
・資格試験の管轄が法務省→文化庁→文科省と変更になったという話をしてくれた。
・1クラスの人数は20人とか多い。
・支払いはクレカも可。
　オンラインでクレカ支払も可能るが、講座の担当者の前処理が必要なので、事務処理可能な時間帯、例えば入金締め切り日の16:30頃までに担当者に連絡する必要がある。
・費用は最高値　736,918円
　年に何回かキャンペーンあるらしいので、その時に申し込むべき。今回だと126,500円引かれる。610,418円
・厚労省の教育訓練給付制度対象講座。
　全部受け終わった後にハローワークで申請すると10万円戻って来る。つまり、実質は510,418円。規定期間内に終わらせる必要があるので、その点は要注意。
・入学金は勤務先の福利厚生で5%Offに出来る可能性がある。
・日本各地にあるので転勤などあったら転校することが可能。
・実習は自校の持つ日本語学校にて。
・就職斡旋に力を入れている。ヒューマンアカデミーへの就職はもとより、日本各地の日本語学校の求人も斡旋可能。
　通常、面談と模擬授業をやらせての採用判断となるが、ヒューマンアカデミーへの就職の場合は面談のみ。

2. TJC